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羽生九段はこれまで史上初の「七冠」を達成するなど数々の記録を打ち立て、4年前には将棋界で初めて国民栄誉賞を受賞しています。

また、公式戦通算の勝ち星では、3年前に1434勝をあげて歴代最多記録を更新したあと、ことし6月には前人未到となる1500勝を達成しました。

羽生九段はきょう東京・渋谷区の将棋会館での式典に出席し日本将棋連盟から通算1500勝達成をたたえ、「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られました。

羽生九段は、棋士を長く続けてきた道のりを実感し、対局する場を与えてくださった皆さんに感謝したい。何百局と前例がある形でもまだまだ勝利への“鉱脈”があると実感することが多いので、その可能性の大きさを感じつつ自分自身もレベルアップしたい」と語りました。

羽生九段は、来年1月から始まる予定の八大タイトルの1つ王将戦の挑戦権をかけたリーグ戦で首位をキープしています。

リーグ戦を勝ち抜けば、タイトルを持つ藤井聡太五冠(20)への挑戦が決まり「タイトル通算100期」という新たな記録達成に向けて1歩前進します。

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