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エルサレムで23日朝、イスラエル人が多く暮らす地区にあるバス停で爆発が起き、さらにその30分後には、エルサレムの別の場所でも爆発がありました。

この2件の爆発で、付近にいた人たちがけがをして病院に運ばれ、現地の警察によりますと、イスラエル人1人が死亡したほか、20人以上がけがをしました。

エルサレムで連続的な爆発が起きるのは近年ではまれで、現地メディアによりますと、爆発物には大量のくぎなどが仕掛けられていたとみられ、警察は2件の爆発は何者かが連携して起こしたテロの疑いがあるとみて背景などの捜査を進めています。

爆発について犯行声明は出されていませんが、パレスチナイスラム組織ハマスは「エルサレムでの出来事はイスラエルによる占領の産物だ」と称賛する声明を出しています。

今回の爆発は、イスラエルで今月1日に行われた総選挙の結果を受け、ネタニヤフ元首相が、パレスチナに対し史上最も強硬な政権の樹立を目指し、パレスチナ人の追放などを訴える極右政党などとの連立交渉を進めているなかで起きていて、今後緊張が高まることも懸念されます。

ロシアのラブレンチエフ・シリア担当代表は23日、トルコに対し、シリアへの全面地上攻撃などの行為は暴力激化につながる恐れがあるため行動の自制を求めたと明らかにした。

トルコのエルドアン大統領は今週、イスタンブール爆発への報復としてシリアのクルド人過激派に対する地上戦も辞さない姿勢を示唆した。

ラブレンチエフ氏は、カザフスタンの首都アスタナでトルコ・イラン代表団とシリア問題を協議し、「われわれの主張がトルコ政府に届き、他の解決方法が見つかるよう期待している」と述べた。

また、米国はシリア北東部で「破壊的な」路線を取っているとし、同地域の情勢安定にはクルド人問題の解決が不可欠と指摘。クルド人は「米国の人質」となっており、それが危機解決を阻んでいると述べた。

米国は、シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)と戦うためクルド人民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」率いるシリアの武装勢力シリア民主軍(SDF)」を支援しており、トルコとの間に深い溝が生じている。

このほかラブレンチエフ氏は、中国をオブザーバーとして交渉に招く案が検討され、イランが賛成する一方、トルコは検討中と説明した。

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