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ジャパンカップは東京 府中市にある東京競馬場で行われ、海外の馬を含め18頭が出走しました。

レースは序盤から遅いペースで進み、混戦の中、G1レース初出走で3番人気のヴェラアズールは中団あたりにつけて最後の直線を迎えました。

そして鋭い末足を発揮してゴール直前で前の馬をとらえ2分23秒7のタイムで2着に4分の3馬身の差をつけて初のG1レースを制しました。

2着は1番人気のシャフリアール、3着は4番人気のヴェルトライゼンデでした。

ヴェラアズールに騎乗したライアン・ムーア騎手は「ペースが非常に遅かったのでレースのほとんどでスペースがなく、抜ける道を探さないといけなかった。しかし、集団を抜けると急速にペースが上がり、その変化に驚かされた。非常にうまくやってくれて勝つことができた」と冷静にレースを振り返っていました。

払戻金は、
単勝が6番で450円、
枠連は3ー7で470円、
馬連は6番ー15番で940円、
馬単は6番ー15番で1920円、
▽3連複は3番ー6番ー15番で2360円、
3連単は6番ー15番ー3番で9850円、
▽ワイドは6番ー15番が380円、3番ー6番が560円、3番ー15番が530円でした。

九州場所の優勝争いは14日目を終えて平幕で2敗の高安と、3敗の大関 貴景勝、平幕 阿炎の3人に絞られていました。

千秋楽の27日、阿炎が高安に突き倒しで勝ち、貴景勝も結びの一番で関脇 若隆景に勝ったため、12勝3敗で3人が並び28年ぶりに3人による優勝決定戦が行われました。

優勝決定戦は2連勝した力士が優勝となる「ともえ戦」で行われ、くじ引きでまず阿炎と高安が対戦して、阿炎が立ち合いで左に大きく飛んではたき込みで高安に勝ちました。

阿炎はこのあと対戦した貴景勝も押し出しで破って初めての優勝を果たしました。

平幕力士の優勝は名古屋場所逸ノ城秋場所玉鷲に続いて3場所連続で、史上初めてです。

また、平成3年以来、31年ぶりにことしの6場所すべてで異なる力士が優勝しました。

阿炎はことし7月の名古屋場所のあと右ひじと左足首を手術して秋場所を休場し、今場所は休場明けでしたが、得意の力強い突き押し相撲を見せ、中日・8日目まで1敗を守りました。

9日目から2連敗しましたが、11日目には1敗だった王鵬に勝ち、14日目には3敗で並んでいた関脇 豊昇龍も破って優勝争いに踏みとどまりました。

照ノ富士の休場で横綱不在だった今場所は、前頭9枚目の阿炎が三役経験者としての実力を示し、悲願の初優勝を果たしました。

初優勝を果たした阿炎は表彰式でのインタビューで「うそのような感じでまだ高ぶっている。何とも言えない感じだ」と率直な心境を話しました。

3人による優勝決定戦で高安との一番では立ち合いで左に大きく飛びましたが「変化というか横から攻めるつもりで。立ち合いが強かったので飛ばされてずれる感じになった」と振り返っていました。

続く大関 貴景勝との一番では持ち味の突っ張りを貫き「低く、とにかく速く当たることだけを考えた」と話しました。

師匠で元関脇 寺尾の錣山親方からは毎日「一番集中」というメールをもらっているということで「星を考えずに『一番集中』で取った。師匠には『おかげさまで』と言いたい。本当に迷惑しかかけてこなかったので、少しでも喜んでくれたらいいと思う」と目に涙をためながら話しました。

今場所は休場明けでしたが「いい調整ができて状態もいい感じで迎えられた。それもあってこういう成績が残せた。来年はもっと力強い相撲が取れるようになりたい」と今後の抱負を述べました。

日本相撲協会八角理事長は初優勝した阿炎について「とにかく大関に勝って優勝したので立派だ。貴景勝は迷ったが、阿炎に迷いがなかった。この勢いで頑張ってほしい」とたたえました。

千秋楽まで優勝を争った大関 貴景勝については「自分がという気持ちがあったと思う。序盤で連敗した時はどうなるかと思ったがここまで粘り強くやった」と評価しました。

単独トップに立っていた高安の本割の相撲については「慎重に慎重に追い詰めていったけど、いなされて、また一からになっていた」と振り返りました。

そして、6場所すべてで優勝力士が変わったことしの大相撲を振り返り、「横綱 照ノ富士のけがが大きい。けがをしなければ2回は優勝できたと思う。若手が上がるんだという気持ちが必要だし、私も含めて親方衆が頑張って、強い横綱大関を作ることが必要だ」と話していました。

平幕の力士が3人による優勝決定戦を制して優勝したのは史上初めてです。

また、埼玉県出身の力士の優勝は、去年初場所の大栄翔以来、史上2人目です。

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