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11月の米中間選挙ニューヨーク州の連邦下院選に当選したジョージ・サントス氏は、学歴と職歴を偽っていたと認めたのに続き、自身をユダヤ系と主張していたことに対し、政治団体から批判の声が上がった。

政治団体共和党ユダヤ連合」は27日、サントス氏がユダヤ教との結びつきについて会員に誤解を与えたため、同団体の今後のイベントに参加を認めないと表明。最高責任者マット・ブルックス氏はサントス氏が「われわれを欺き、家系を偽った」と批判した。

サントス氏は前日、米紙ニューヨーク・ポストに対し自身が「ユダヤ系(Jewish)と主張したこはない」と述べ「私はカトリックだ。母方の家系にユダヤ系のルーツがあることを知ったので、自分は『ユダヤ人に近い(Jew-ish)』と言った」としていた。同紙によると、選挙用ウェブサイトには、同氏の母がユダヤ人で祖父母が第2次世界大戦にナチスの迫害を逃れたと書かれていた。

学歴については同紙に「私は高等教育機関を卒業していない」と語り詐称を認めた。また、勤務歴についてはゴールドマン・サックスシティグループで「直接働いたことはない」として偽装は「言葉の選び方がまずかった」結果だとした。

11月の選挙でサントス氏に敗れた民主党のロバート・ジンマーマン氏は27日、サントス氏に辞任して補欠選挙で対決するようツイッター上で呼びかけた。中間選挙では共和党が下院多数派を奪還した。

2021年1月6日にあった米連邦議会議事堂の襲撃事件後、大統領の罷免手続きを定める米国憲法修正25条の発動を通じてトランプ大統領(当時)をやめさせる可能性を巡り、財務長官だったスティーブン・ムニューシン氏と国務長官を務めたマイケル・ポンペオ氏が一時議論したものの、こうしたアイデアをすぐに却下していたことが分かった。

  同事件を調査する下院特別委員会が27日、ムニューシン氏の証言記録を公表した。それによれば、ムニューシン氏は「われわれの会話でちょっとだけ話題になった」とした上で、「私たちの一致した見解では、最善の結果は通常の権力移行で、それは正常に機能しており、2人のうちいずれも修正25条について真剣に考えたことはなかった」と語った。

  ムニューシン氏によると、「好奇心から」修正25条に関してグーグル検索したものの、法律顧問からこれについて調べてほしいか尋ねられ、「現時点」ではその必要はないと答えたと話していた。

  修正25条では、大統領が「その職務上の権限および義務を遂行できない」と副大統領と閣僚の過半数が判断した場合、大統領は職務停止となり、副大統領が大統領職の権限・義務を遂行すると定めている。

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原題:Mnuchin Said He Briefly Discussed 25th Amendment With Pompeo(抜粋)

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