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スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんら数十人が27日、ノルウェー・エネルギー省の入り口を封鎖し、先住民の利用区域に設置された風力発電装置を巡って抗議した。

ノルウェー最高裁は2021年、同国中部に建設された2つの風力発電所が国際条約に基づく先住民サーミの権利を侵害しているとの判断を示したが、なお稼働を続けている。

トゥンベリさんはロイターに「人権と先住民の権利のための闘いを支援するためにここにいる」と述べた。「ノルウェー政府は人権を侵害しており、まったく容認できない。私たちはこの闘いで連帯する必要がある」と訴えた。

トナカイ遊牧民サーミは巨大な風力発電機がトナカイを怖がらせ古くからの伝統を破壊していると主張し、撤去を求めている。一方政府は法的・政治的に複雑な問題だとして妥協点を見出したいとしている。