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イランでは、スカーフのかぶり方が不適切だとして逮捕された、22歳のマフサ・アミニさんが死亡したことをめぐり、警察官の暴行が原因だとして抗議するデモが始まってから、16日で1か月になりました。

政権側は死亡した理由は病死だと発表しましたが、治安当局とデモ隊の衝突は続いていて、国際的な人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は、今月3日までに、11歳から17歳までの23人を含む144人が死亡したとしています。

イラン国内の有識者からは、デモの参加者に若者が多い理由について、インターネットで国外の情報に日常的に触れる世代を中心に政権への不満が高まっているためだとの指摘も出ています。

こうした中、議会の委員会は16日、報告書を公表し、法整備も含め、スカーフの取締りのあり方を見直す必要があると指摘し、世論に配慮する姿勢を示しましたが、事態の収束につながるのかは不透明なままです。

イランの国営通信によりますと、今回のデモの参加者の一部も収容されている、首都テヘランのエビン刑務所で15日、火災が発生し、受刑者4人が死亡し、61人がけがをしました。

国営通信は、司法当局の話しとして、火災の原因は受刑者どうしのトラブルで、一連のデモとは関係はないと伝えています。

エビン刑務所は多くの政治犯を収容し、受刑者に電気ショックを加えるなどの人権侵害が行われているとして、アメリカ政府が制裁対象に指定していますが、イラン政府は否定しています。

イランのライシ大統領は16日、バイデン米大統領がイランで「混沌とテロと荒廃」を扇動していると非難した。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。同国では4週間にわたって抗議デモが続き、国家規模の動揺が生じている。

ライシ氏は「米大統領は、発言を通じて他国における混沌とテロ、荒廃を扇動している」とし「(イラン革命の指導者が)米国を大いなる悪魔と呼んだ不滅の言葉を米大統領は忘れてはならない」と述べた。

バイデン氏は15日、「イランは基本的人権を行使しているだけの自国民に対する暴力を止めなければならない」と発言した。

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