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マイナンバーカードをめぐっては、コンビニで住民票の写しや戸籍証明書などを交付するサービスで別人の証明書が発行される不具合が発生していて、政府は運営会社に対して、システムの一時停止を要請しています。

これに関連して、加藤厚生労働大臣閣議のあと記者団に対し、マイナンバーカードと一体化した健康保険証を医療機関などで利用した際、本人ではなく、別の人の情報がひも付けされていたケースが確認されたことを明らかにしました。

厚生労働省によりますと、健康保険組合などが加入者の健康保険証とマイナンバーカードをひも付ける際に入力を誤ったことなどが原因とみられ、これまでに数件確認されているということです。

加藤大臣は「入力時にミスがあって別の人の情報がひも付いたケースだと認識している。今後は、そうしたことが起こらないよう入力時に十分配慮することを徹底してもらいたい」と述べました。

松本総務相 全国の自治体にシステム点検を要請

マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで証明書を交付するサービスで、別人の証明書が発行される不具合が相次いだことを受けて、松本総務大臣は、全国の自治体に対し、システムを点検するよう要請しました。

松本総務大臣は12日の記者会見で「個人情報の漏えい事案が立て続けに発生したことは大変遺憾だ。総務省もシステムの運営会社に対し、二度と生じないよう強く求めた」と述べました。

そのうえで「自治体の証明書交付サービスの安定的な運用が図られ、国民が安心してサービスを利用できるように必要な対応をしていきたい」と述べ、全国の自治体に対し、この運営会社以外のサービスも含め、すべての自動交付システムを点検するよう要請したことを明らかにしました。

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