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自転車の関係する事故が全国で相次ぐ中、車道の端を青く塗装するなどして区切り、自動車と分離する自転車専用通行帯などの整備が進められる一方で、利用者からは、違法駐車によって通行帯の走行が妨げられているという指摘もあります。

NHKは、通行帯の違法駐車の実態を調べるため、警視庁が去年10月の平日の1日に行った調査で得られた東京都内の路上駐車のビッグデータを入手し、独自に分析しました。

分析は、昼と夕方に確認された違法駐車、およそ8万2000台の位置や車種などの情報に、通行帯の位置を重ねて行いました。
その結果、東京23区の通行帯134路線のうち、85%にあたる114路線に違法駐車があり、台数は延べ1372台に上ることが分かりました。

車種別に見ると最も多かったのが、
▽普通乗用車で505台だった一方、
▽大型貨物車は277台
▽軽貨物車は220台
▽普通貨物車は200台と、
貨物自動車が合わせて697台にのぼり、全体の半数以上を占めました。

中には、120メートルの区間に、延べ13台の違法駐車があった場所もあって、自転車の安全な走行が妨げられている実態が見えてきました。
交通事故総合分析センターの集計によりますと、自転車専用通行帯で自転車が止まっていた車に衝突する事故も起きていて、去年までの5年間に、全国で57人が重軽傷を負っているということです。

さらに、通行帯に止まっていた車を避けようとした自転車が、後ろから来た車と接触する危険性についても、専門家などから指摘されていますが、事故の統計がなく全容は分かっていません。

都市交通が専門の埼玉大学大学院の久保田尚教授は「想定以上に違法駐車が多く、命に関わる重大な事故が起きかねない危険な状態だ。命を守れる場所にするためにも、道幅の狭い日本で、さまざまな交通の主体をいかに共存させるか、警察による取締りだけではなく、まちづくりの問題として取り組む必要がある」と指摘しています。

専門家「命に関わる重大事故起きかねない危険な状態」

都市交通が専門で、自転車の通行空間に関する国の委員会の委員を務める埼玉大学大学院の久保田尚教授は、今回の分析結果について「想定していたよりも自転車専用通行帯での違法駐車の数が多く、非常に驚いている。東京以外の都市部でも同様の問題が起きていてもおかしくない」と述べました。

そのうえで「自転車にとっては、後ろを確認をしながら駐車車両を避けるのは、ハンドル操作が難しい。幹線道路では自動車もスピードを出しているので、命に関わる重大な事故が起きかねない危険な状態だ」と指摘しました。

また、ことし7月から運転免許なしに利用できるようになる電動キックボードも通行帯を走ることができることに触れ、「外国と比べて道幅の狭い日本で、歩行者や自転車、自動車に加え、電動キックボードなどの新たな乗り物が共存できるようなルールや構造を考えることは大きなテーマだ」としたうえで、「通行帯を『命を守れる場所にすること』を最優先に、警察や道路の管理者、住民、物流業界など、さまざまな主体がしっかりと話し合い、まちづくりの問題として取り組む必要がある」と話しました。

#自転車専用通行帯

来年の大河ドラマ、「光る君へ」は、貴族文化が花開いた平安時代を舞台に、「源氏物語」の作者として知られる紫式部の人生を描きます。

撮影は、28日から京都市左京区平安神宮で始まり、主人公の紫式部を演じる俳優の吉高由里子さんや、藤原道長を演じる俳優の柄本佑さんなどが、それぞれのシーンの撮影に臨みました。

撮影のあと、吉高さんと柄本さんがドラマへの意気込みを語りました。

吉高さんは「このドラマの紫式部は好奇心が旺盛で多感な女の子になっています。紫式部の成長と共に源氏物語がどう描かれていくかを表現できればと思います」と述べました。

柄本さんは「きょうは非常にいいスタートがきれたので、この勢いのまま、緊張感を絶やさずに撮影を行いたい」と述べました。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は来年1月から放送される予定です。

#アウトドア#交通