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今月6日から北京で中国政府高官などと会談しているイエレン財務長官は、8日はことし3月に就任しアメリカとの経済・貿易分野の交渉を担当する何立峰 副首相と会談しました。

会談でイエレン長官は「米中は緊張関係にはあるが両国の貿易総額が去年過去最高を記録したことは貿易や投資を拡大させる十分な余地があることを示している」と述べ会談は「率直で建設的だった」としています。

中国国営の新華社通信は、会談は建設的だったとしたうえで、双方は世界的な課題について意思疎通と協力を強化することで合意したと伝えています。

また、米中両政府は会談で対話を継続することを確認したということです。

一方、イエレン長官は中国政府が半導体の材料などに使われる2つの希少金属を輸出管理の対象にすると発表したことなどを念頭に今後も直接、懸念事項を伝える方針を示した一方、何 副首相もアメリカの制裁措置に懸念を表明したとしていて歩み寄りは容易ではありません。

イエレン長官は9日に帰国する予定で、今後、半導体や関税など対立が続く分野で具体的な交渉に入れるかが焦点となります。

北京を訪れているイエレン米財務長官は8日、経済問題を巡る意思決定を改善するために米中間のやり取りを緊密にするよう促すとともに、気候変動に対処する貧しい国々を支援するための世界的な取り組みに参加するよう中国に訴えた。

イエレン氏は何立峰副首相との会談の冒頭、二国間の緊張にもかかわらず、昨年の米中貿易が過去最高を記録したことは、貿易と投資に関与する「十分な余地」があることを示していると指摘。共通の利害関係のある分野に注力し、対話を通じて相違を解消することが肝要とした。

財務省関係者によると、会談は約5時間行われ、その後正式な夕食会が開かれた。

中国国営通信社の新華社は、会談は「建設的」だったとしながらも、中国側は米国の対中制裁・制限措置に懸念を表明したと伝えた。

財務省によると、イエレン氏は「意見の相違がある場合でも、低所得国・新興国の債務問題や、気候変動ファイナンスなど、両国共通の世界的な関心事について協力する方法を見つけることが極めて重要」との認識を伝えたという。

財務省によれば、イエレン氏は7日に中国人民銀行中央銀行)党委員会書記の潘功勝氏とも会談し、最近の経済ショックが低所得国に与えた影響など、世界のマクロ経済・金融情勢について議論した。

イエレン氏は何副首相との会談で「複雑な世界経済の見通しの中、二大経済大国が緊密に意思疎通を図り、さまざまな課題への対応について意見を交換することが急務」と強調。そうすることで「世界経済の見通しをより完全に理解し、経済を強化するためにより良い決断を下すことができる」と述べた。

同時に、長期的に両国に利益をもたらすような「公正なルール」を通じた健全な競争を確保したいと改めて強調した。

何副首相はイエレン氏と協力する用意があると応じた。

イエレン氏は、米国は特定の経済慣行に対する懸念を直接伝え続け、国家安全保障を守るために的を絞った行動を取るだろうと述べた。

中国に対して、意見の相違が「誤解、特にコミュニケーション不足に起因する誤解を招き、二国間の経済・金融関係を不必要に悪化させる」ことのないよう求めた。

#米中(イエレン財務長官・訪問・何立峰副首相「イエレン氏と協力する用意がある」)

アメリカのイエレン財務長官は7月6日から中国の首都北京を訪れ
共産党の序列2位の李強首相や
アメリカとの経済・貿易分野の交渉を担当する何立峰副首相などと相次いで会談しました。

イエレン長官は帰国を前に8日午前、北京で記者会見を開き「両国には大きな意見の違いがある。中国側には外国企業が中国の市場にアクセスする際の障壁など、われわれの深刻な懸念を伝えた」と述べました。

そのうえで、「2日間で合わせておよそ10時間にも及んだ一連の会談は、米中関係を確かなものにする取り組みの一歩になった」と成果を強調しました。

米中関係をめぐっては、アメリカ政府が軍事転用のおそれがある半導体製品などの輸出規制を強める一方、中国政府も半導体の材料などに使われる2つの希少金属を輸出管理の対象とすることを発表するなど、アメリカをけん制しています。

一連の会談でアメリカと中国は対話の継続を確認しましたが、半導体や関税など対立が続く分野で両国が歩み寄ることは容易ではなく、今後、具体的な交渉が進むかが焦点となります。

#米中(イエレン財務長官「関係を確かにする一歩になった」・訪問)

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#米中(イエレン財務長官「健全な競争希望」・訪問)
#米中(国防生産法・米国防総省ゲルマニウム戦略的備蓄保有ガリウム備蓄なし」)
#中国(輸出管理法・希少金属ガリウムゲルマニウム
#米中(イエレン財務長官・訪問・在中国米国商工会議所マイケル・ハート代表「中国に政策変更を迫るものだ」)

イエレン米財務長官は8日、北京で6人の女性エコノミストと昼食と共にしながら会談した。米財務省によると、イエレン氏と参加者は中国経済や、職場における経営層を含めた女性の比率を拡大する機会などについて話し合った。

財務省高官は会談について、イエレン氏に「通常の政策組織の外側にいる多数の人々と交流する」機会を与えたと説明した。

イエレン氏は女性エコノミストらに、1970年代に仕事を開始して以降、中国の市場に基づく経済政策の導入により同国は変革し、何億人もの人々が貧困層から脱却するのを見てきたと話した。

同氏は、こうした政策の実行により、中国と米国、より幅広い世界経済が恩恵を享受することを期待すると述べ、市場に基づいた改革の推進を訴えた。

財務省は、参加した女性エコノミストの氏名を公表していない。