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びわ湖の前に巨大マンション!
その正体は…
700戸余りの大型ファミリー向けマンション。
百貨店の広大な跡地で建設中で、来年5月に入居が始まる予定です。
間取りは3LDK中心のファミリー向け。
一戸当たり3000万円台半ばから売り出しています。
契約の申し込みが始まってから、わずか1か月足らずで2000件もの問い合わせが。そのうちのおよそ半分が京都・大阪などの県外からで、30代前後の若い家族が中心です。
なぜ滋賀にマイホーム?
いま、大津市ではこうしたマンションの開発が相次いでいます。
背景にあるのが京都や大阪での住宅価格の高騰です。1平方メートル当たりの価格を比べると、大津は、京都や大阪と比べて30万円ほど低く抑えられています。
JR大津駅から京都駅まではわずか9分。大阪駅も40分でアクセスできる利便性も相まって、マイホームを求める若い家族から人気を集めているのです。
大津のマンションを購入 30代男性
「3歳の娘がいるのですが、小学校に上がって移動しづらくなる前に広い家に引っ越したいと思って、マンションを探していました。妻の職場がある京都も検討しましたが、やはり価格が高くて。大津なら京都へ10分で出られるので通勤には問題ないと妻には言ってもらっています」滋賀県の全人口に対する子どもの割合は13.2%。
これは全国平均の11.6%を大きく上回り、沖縄に次いで全国で2番目です。
不動産会社 崎山哲也 販売部長
「京都や大阪の都市部の価格が上昇するのに伴って、滋賀県まで検討エリアを広げる家族が増えています。少し京都や大阪から離れてでも、自然が多く、子育て環境のいい滋賀県に目が向いているのではないでしょうか。開発の予定がいくつもありますので、当面はマンションの供給が続くと思います」スーパーもJRもないけれど…
こうした子育て世帯の流入は都市部周辺にとどまらず、過疎化が懸念されていたまちにも広がっています。
岐阜と三重の県境にあり、町の中心部から一番近いJRの駅までは車でおよそ15分。
個人経営の商店はあるもののスーパーマーケットはなく、住民の多くは車で隣の市まで買い物に出ています。一見、若い世代を呼び込むには不利な条件。
しかし、町が10年ほど前から「子育て世代の支援強化」にかじを切ったこともあり、いまでは、若い家族が次々と移り住んでいるというのです。本当なのか。
町役場から車を走らせ、田んぼの間をしばらく進んでいくと…田んぼや山々を背景に、突然、開発中の住宅地が現れました。
去年の秋から分譲が始まったというこの住宅地。
販売する不動産会社によると、31区画のうち、半分以上の19区画が契約済み。売れ行きは好調だといいます。契約した人のほとんどは20代後半から30代前半の若い家族です。
“消滅可能性都市”からの復活
長いあいだ少子高齢化が大きな課題となってきた多賀町。
若い世代が都市部に流出し、2010年までの30年間で子どもの人口は半分以下にまで減少。一時は、人口の減少から将来、地域社会の機能が維持できなくなる”消滅可能性都市”にも挙げられました。
このままでは町がなくなってしまう。
強い危機感を抱いた町が力を入れたのが「若者の移住支援」です。まず、町内で新たに住宅を購入した40歳未満の若い世帯に向け、3年間で最大で40万円、助成金で固定資産税の負担を減らしています。
5年以上、多賀町に住むことを条件にしました。およそ10年間で380世帯以上がこの制度を利用して新たに住宅を建設。
40歳未満の人口が3000人ほどの町にとっては大きな成果です。さらに、子育て支援に関わる支出を15年間でおよそ4倍に増やし、中学生までの医療費の無償化を県内で最初に実現。
おむつや粉ミルクの購入代にも月2000円、補助を出すことにしました。
5年前から子どもの人口は増加に転じ、去年までにおよそ8%増えています。
30代の3児の母親
「子どもがおなかにいるときに引っ越してきました。うちは子どもが3人いるから、おむつ代の補助など助かっています」40代の1児の母親
「自然の中に広い家を建てて、子どもをのびのび育てたかったので多賀町を選びました。住宅の価格が安いし、固定資産税の補助も助かりました。このあたりはここ数年で引っ越してきた同年代のママも多くて、子どもをよく一緒に遊ばせています」税収の規模は決して大きくない多賀町。
公共施設の建設費など、あらゆる予算を細かく削減したり、基金を積み立て、若者の呼び込みに力を注いできました。多賀町企画課開発係 藤本和哉 係長
「多賀町をなんとか未来に残すために若い家族を呼び込もうと一生懸命取り組んできました。利便性だけをいうと当然、大津市など都市部周辺にはかないませんので、こうした住宅の建てやすさや静かな環境、子育て支援の豊富さをアピールしています。周りのお父さんやお母さんたちから『多賀町、子育てしやすいよ』と評判が広がり、この町を選んでもらっているのかなと思います」保育園に入れない!
一方で、思わぬ課題に直面している自治体もあります。
滋賀県南部に位置する守山市です。京都まで電車で30分という利便性や子育てのしやすさを理由に、子育て世帯の転入が相次ぐ一方で、増加したのが「待機児童」。
2年前はゼロでしたが、ことし4月の時点で82人にのぼりました。地元の子ども園では対応に苦慮しています。
市内で増えているのが、0歳から1歳の赤ちゃん。
幼児と比べて保育士を多く配置しなければいけませんが、それに見合う数の保育士が確保できず、受け入れが進められないといいます。保育士を確保するため、市は1人採用するごとに民間の保育施設に20万円から30万円を交付する予算案を今月、議会に提出。急増する待機児童の対応に追われています。
守山市保育幼稚園課 遠山純一課長
「ほかの地域への通勤の利便性に加えて、市が取り組んできた子育て支援の結果として、子どもの人口が増えていると考えている。その一方で、保育士が足りずに子どもの受け入れが進まない」全国に広がる子育て世帯の流入
郊外から郊外へ、次々と移り住んでいく子育て世帯。
過疎化が懸念されていたまちでも増加する子ども。少子高齢化を見据えたまちづくりを研究している専門家は、こうしたことは滋賀県に限らず起きているといいます。
高崎経済大学 佐藤英人教授
「関東でも駅前では大規模なマンションの開発が相次いでいる一方、今までは全く開発が進まなかったような利便性のよくない場所、車がないと生活できないような地域にも戸建てが建ち並ぶようになっている」背景にあるのは、やはり住宅価格の高騰。
例えば、不動産経済研究所によると、首都圏1都3県で5月に発売された新築マンションの平均価格はおよそ8000万円。
去年の同じ月より30%余りも上昇しているのです。今の若いファミリー層が求める住宅の平均価格は2000万円台から3000万円台。
それをかなえられるのは、郊外でもさらに郊外のエリアになるというのです。
将来的には問題も
子育て世帯の流入が相次いでいると言っても、滋賀県内全体で見ると子どもの人口は減少傾向にあります。
ファミリー層が郊外へと移っていくことは、一見、救世主にも思えます。
しかし、郊外の住宅地では同年代の家族が同じ時期に一気に流入することで、将来、ある問題に直面する可能性があると指摘します。
それは急激な高齢化。
佐藤教授が引き合いに出したのは、高度経済成長期に開発されたニュータウンです。
当時入居したいわゆる”団塊世代”が一斉に70代を迎え、まち全体が高齢化に陥っていて、建物の老朽化や空き家が問題になっています。
また人口が減少することで、バスなどの交通手段や商業施設も減っていき、住民の孤立も懸念されています。
今の住宅開発は当時ほど大規模なものではありませんが、同じような高齢化が将来的には起こる可能性があるといいます。
高崎経済大学 佐藤英人教授
「今の住宅開発は小規模な住宅地が郊外のさらに郊外にぽつりぽつりと広がっている。こうした住宅地で育った子どもたちは成長すると便利な都市部へ出ていき、親だけが残される。しかし、利便性のよくない土地に建てた家の資産価値が上がるわけもなく、結局、手放せないまま残り続けるしかなくなる。長期的に見ると、また高齢化に直面する可能性がある」子育てしやすいまちをつくるには
どうすれば子育てしやすく持続可能なまちを作ることができるのか。
佐藤教授はこう指摘します。高崎経済大学 佐藤英人教授
「古くなった建物を計画的に今の子育て世代にあった住宅に建て替えて新たな世帯を呼び込むなど『世代交代』を進める必要がある。また、住民が若い世代に偏ると、結局、急激な高齢化は免れない。多世代の交流も大切だ。高齢者による子どもの見守りや、若者の買い物支援など、さまざまな世代が助け合えるまちづくりに長い目で取り組むことが、暮らしやすさにつながるのではないか」取材を通して
4月に滋賀に赴任したばかりの私(記者)。
私自身も、神奈川県のベッドタウンで育ちました。「なぜ滋賀県で子どもの割合が多いのか」という疑問から始まった今回の取材ですが、思いがけず、自分が生まれ育ったまちや、日本がたどるかもしれない未来まで考えさせられました。
人生100年とも言われる時代。若者世代だけでなく、高齢になったときにも、住みやすいまちづくりに長い目で取り組むことが必要だと感じました。
「近所の川は浅いから安心」
— NHKニュース (@nhk_news) July 21, 2023
なんてことはありません
護岸やブロック、構造物が多い川に潜むリスクを知って
大切な人の命を守りましょうhttps://t.co/OsSFf1yBcq#水難事故をなくす#nhk_video pic.twitter.com/8YCTsmEJVD
天の逆鉾
【極太】アスパラ“さぬきのめざめ”がうまい!in香川・丸亀
【画像】今日の東留伽さん 7.22 - 激烈!女子アナニュース https://t.co/7ClS25J5Pf
— amitamu (@amitamu91) July 22, 2023
旅サラダご覧いただきありがとうございました!
— 東 るか(ABCアナウンサー) (@azumaruka_tabi) July 22, 2023
※今日の旅サラダはYouTube生配信はありません🙇
(ご報告遅くなってしまい申し訳ありませんでした… pic.twitter.com/pHeOv43Jne
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