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初来日観光客が初めて食べる日本食にうっとり

上越やすだ 恵比寿店

#Momoka_Japan(上越やすだ恵比寿店・ドイツ)

茨城県では20年度以降、水戸第一高校土浦第一高校のトップ級を含む10校が中高一貫に転換した。

 日本のエリート選抜は筆記中心の画一的な試験が中心だった。学習指導要領をもとに全国どこの学校でも同じ範囲、内容を学んでいるとの前提に立ち、ペーパーテストこそが公平な選抜であるとみられてきた。結果的に、塾に通って効率よくミスなく入試問題を解く力をつけることが学歴社会で有利になる近道となってきた。

 しかし社会のデジタル化やグローバル化が急速に進む21世紀は、柔軟な発想で新たなイノベーションを生み出せる「知」の力が国力を左右する時代になっている。幼少期から塾に通い、ひたすら解答スキルを磨き上げた受験エリートで今後も通用するのか――。懸念する声は教育界にも産業界にもあるが、難関大学の入試に抜本的な変化は乏しい。競争の渦中にいる受験生の意識も大きくは変わらない。

 そんな日本にも変化の兆しはある。国内のしがらみを超越し、時代のニーズにも敏感な海外大学に、国内の高校から直接進学する生徒が目立ってきたことだ。渋谷教育学園渋谷中高(東京)は毎年、1学年約200人のうち15人ほどが海外大学を受験する。もともとは帰国子女の生徒が志願者の中心だったが、最近は海外在住や留学の経験が全くない生徒の志願者が増えている。

 どちらの偏差値が高いか、より入学が難しい大学はどこかという物差しではない。「本人が何を学びたいのか、どこの大学が自分に合っているのかを最優先する生徒が多い」と高際校長はみる。海外大も日本の難関大も同じ選択肢の一つと捉える傾向の強まりを年々感じている。

 明治維新や戦後改革など日本の教育、日本社会の転換点には常に外圧の存在があった。弊害が指摘されながらも変わらない難関大の入試を変えるのも、外圧なのかもしれない。

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山口真由

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