北朝鮮、米の「二重基準」非難 主権巡る対話あり得ず=KCNA https://t.co/1J5WHrZzlV
— ロイター (@ReutersJapan) November 30, 2023
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は、同国が主権を巡り米国と交渉の席に着くことはないと述べ、米国は地域で軍事活動を強化しながら対話を呼びかけていると非難した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が30日に伝えた。
与正氏は北朝鮮による最近の偵察衛星打ち上げを巡り、今週開かれた国連安全保障理事会で米国が「極端な二重基準」を示したと指摘した。
27日に開催された安保理では、米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使と北朝鮮の金星国連大使がテーブルを挟んで競うように発言。それぞれが自衛のために行動していると主張した。
与正氏はグリーンフィールド氏について、北朝鮮の宇宙開発に対する主権的権利を否定する「正当な根拠」を欠いているにもかかわらず、北朝鮮との協議再開に向けた取り組みを強調したと指摘。
朝鮮半島に配備された米原子力空母と原子力潜水艦による挑発的な軍事活動と対話再開の努力の兼ね合いをどう取るのかについても、論理的な言い訳ができなかったと非難した。
「独立国家の主権が交渉の議題となることはあり得ず、そのために北朝鮮が米国と対話することはない」と語った。
また、地域の平和と安定を損なうのは北朝鮮の宇宙開発計画ではなく、米国の二重基準と「高圧的で恣意(しい)的な慣行」だとした。
KCNAはまた、正恩氏がサンディエゴの米軍基地と嘉手納基地の衛星写真を確認したと伝えた。これとは別にKCNAは、韓国が米軍との共同軍事訓練を通じて挑発的な動きを強めていると批判した。
#北朝鮮(軍事偵察衛星「マルリギョン(万里鏡)1号」搭載新型ロケット「チョルリマ(千里馬)1型」打ち上げ・金与正党副部長「北朝鮮の宇宙開発に対する主権的権利を否定する正当な根拠を欠いているにもかかわらず、北朝鮮との協議再開に向けた取り組みを強調した」「朝鮮半島に配備された米原子力空母と原子力潜水艦による挑発的な軍事活動と対話再開の努力の兼ね合いをどう取るのかについても、論理的な言い訳ができなかった」「独立国家の主権が交渉の議題となることはあり得ず、そのために北朝鮮が米国と対話することはない」「地域の平和と安定を損なうのは北朝鮮の宇宙開発計画ではなく、米国の二重基準と高圧的で恣意的な慣行だ」)
#北朝鮮(軍事偵察衛星「マルリギョン(万里鏡)1号」搭載新型ロケット「チョルリマ(千里馬)1型」打ち上げ・国連安保理・金星国連大使「好戦的な米国が核兵器でわれわれを脅している。米国がすでに保有している、あるいは現在開発中の兵器と同等の兵器システムをわれわれが開発し、実験し、製造し、保有することは正当な権利だ」:リンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使「米国の軍事演習は日常的で防衛的なものであり、事前に発表されていた」)
#北朝鮮(軍事偵察衛星「マルリギョン(万里鏡)1号」搭載新型ロケット「チョルリマ(千里馬)1型」打ち上げ・国連安保理・金星国連大使「会合の開催そのものが主権の侵害だ」「偵察衛星の打ち上げは自衛権の正当な行使だ」「アメリカの軍事的圧力がなくならないかぎり、われわれは防衛能力を高め続ける」・中露代表「地域で緊張を高めているのはアメリカだ」)
北朝鮮 “衛星で米軍嘉手納基地撮影 12月1日から正式運用”https://t.co/mQtFfsMjVl #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 30, 2023
11月30日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、国家航空宇宙技術総局のピョンヤン総合管制所が、軍事偵察衛星で29日午前10時すぎに撮影した沖縄のアメリカ軍嘉手納基地の写真について、キム・ジョンウン(金正恩)総書記に報告したと伝えました。
また、いずれも29日に撮影した、アメリカ西部カリフォルニア州にある海軍の基地やエジプトのスエズ運河の写真についても報告したとしています。
北朝鮮は先週打ち上げた軍事偵察衛星を12月1日から、正式運用するとしていますがこれまで写真は公開されておらず、関係国が慎重に分析を進めています。
一方、キム総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)氏は、27日に開かれた国連安全保障理事会の緊急会合に反発する談話を30日に発表し「今後も主権的権利を堂々と制限なく、行使していく」として引き続き衛星を打ち上げる姿勢を強調しました。
#北朝鮮(軍事偵察衛星「マルリギョン(万里鏡)1号」搭載新型ロケット「チョルリマ(千里馬)1型」打ち上げ・嘉手納基地/カリフォルニア州海軍基地/スエズ運河の衛星写真・金与正党副部長「今後も主権的権利を堂々と制限なく、行使していく」)
#北朝鮮(軍事偵察衛星「マルリギョン(万里鏡)1号」搭載新型ロケット「チョルリマ(千里馬)1型」打ち上げ・北朝鮮「12月1日から偵察衛星の運用を正式に開始する」・韓国軍関係者「一般的には衛星の打ち上げから作動状態の確認などを経て正常に撮影できるまで数か月は必要で、一連の発表は、見せかけの宣伝ではないか」)
#朝鮮半島