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仙台高等裁判所岡口基一裁判官(57)は、女子高校生が殺害された事件の遺族などについて、SNSに不適切な投稿を繰り返したとして、国会の弾劾裁判所に訴追され、罷免とすべきかどうか、衆・参両院の議員から選ばれた裁判員による審理が続いています。

20日から本人への尋問が始まり、岡口裁判官は、投稿した理由について「悲惨な事件で、死刑判決が相当だと思ったが、結論が無期懲役だったのでおかしいと思い紹介しないといけないと思った」と述べました。

遺族について聞かれると、「不快な思いをさせてしまい申し訳ない」と述べ、裁判官を辞めるつもりだと説明しました。

一方、今後のSNSとのつきあい方については、「同じようなことが起きないような工夫をして続けていきたい」と話していました。

裁判では、議員で構成する訴追委員会が、「遺族の感情を傷つけ侮辱した」などと罷免を主張している一方、弁護側は、法律家としての資格も失う罷免にする必要はないと主張しています。

裁判官が訴追されるのは10件目ですが、裁判官の表現行為をめぐる審理は初めてです。

#岡口基一弾劾裁判所・「悲惨な事件で、死刑判決が相当だと思ったが、結論が無期懲役だったのでおかしいと思い紹介しないといけないと思った」「不快な思いをさせてしまい申し訳ない」「裁判官を辞めるつもりだ」「同じようなことが起きないような工夫をして続けていきたい」)

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