北朝鮮軍の砲撃は“欺まん作戦” 韓国側の探知能力探るねらいhttps://t.co/XmjeuBXcTe #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 7, 2024
韓国軍は、北朝鮮軍が6日、朝鮮半島西側の黄海にある韓国のヨンピョン(延坪)島の北西から60発以上の砲撃を行ったと発表しました。
これについて、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)氏は7日、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表しました。
このなかで韓国軍が発表した砲撃について「砲撃を装うために爆薬を60回爆発させたものだった」としたうえで、国連軍が設定した海上の境界線付近の海域には「1発の砲弾も飛ばさなかった」と主張しています。
そして「大韓民国軍部の探知能力を探るための欺まん作戦だった」としています。
今回の談話について韓国軍の合同参謀本部は「わが軍の探知能力に対する低レベルの心理戦にすぎない。緊張を高める軍事活動を直ちにやめるように強く求める」と北朝鮮を非難しました。
一方、韓国軍は、7日午後4時ごろから5時ごろにかけて、ヨンピョン島の北側で北朝鮮軍が90発以上の砲撃を行ったと発表し、北朝鮮軍の総参謀部は、海上訓練として88発の砲撃をしたと主張しました。
朝鮮中央テレビ「爆発」の映像を公開
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは7日、午後8時すぎにキム・ヨジョン氏の談話を伝える中で、爆薬を爆発させる様子だとする映像を公開しました。この中では、銃を背負った大勢の兵士たちが山あいの場所で地面に穴を掘って爆薬を埋める場面が映し出されています。
そして、兵士が「爆破」と大きな声を出し起爆装置のボタンを押したあと、さまざまな場所で黒煙を上げて爆発が起こる様子が放送され、砲撃ではなかったとするみずからの主張をアピールしています。
#北朝鮮(韓国軍合同参謀本部「北朝鮮軍黄海に60発以上砲撃」・2日連続・金与正談話「砲撃を装うために爆薬を60回爆発させたものだった」「国連軍が設定した海上の境界線付近の海域には1発の砲弾も飛ばさなかった」「大韓民国軍部の探知能力を探るための欺まん作戦だった」・映像公開)
#北朝鮮(韓国軍合同参謀本部「北朝鮮軍黄海に60発以上砲撃」・2日連続)
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