エクアドル大統領 “国内は戦争状態” 軍による作戦本格化へhttps://t.co/6HMjWMl68i #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 11, 2024
南米のエクアドルで9日、西部にある最大都市グアヤキルのテレビ局に武装集団が侵入し、生放送中のスタジオを一時占拠したほか、その後も各地で犯罪組織のメンバーが刑務所の職員を人質に取ったり、爆発物を爆発させたりするなど、暴力を激化させています。
エクアドルのノボア大統領は10日、地元ラジオ局のインタビューで「われわれは戦争状態にある。テロ組織に降伏することはない」と述べ、2万人以上いるとされる犯罪組織の壊滅に向けて軍による作戦を本格化させる方針を強調しました。
また、国内の刑務所が過密状態にあるとして、禁錮5年以上の罪で収監されている隣国・コロンビアの受刑者およそ1500人を母国に送還するとしています。
ノボア大統領は去年11月の就任以降、刑務所の新設など治安の回復を最優先に掲げてきましたが、一連の対応への犯罪組織の抵抗は激しさを増していて、治安状況のさらなる悪化が懸念されています。
#エクアドル(ノボア大統領「われわれは戦争状態にある。テロ組織に降伏することはない」)
#エクアドル(リバン大統領補佐官「エクアドルで武装集団が民間、公共および政府機関に行っている犯罪的攻撃を強く非難する」)
アルゼンチン 先月の消費者物価指数 前年同月比200%超上昇https://t.co/caqCOJQGor #nhk_news
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アルゼンチンの統計局は11日、先月の消費者物価指数が前の年の同じ月に比べて211.4%上昇したと発表しました。
物価が1年間で3倍以上に上昇したことになり、インフレが年率で200%を超えるのは1991年6月以来、32年半ぶりです。
先月就任したミレイ大統領が、低所得者向けに食料品や燃料の価格を低く抑える制度を撤廃したり、通貨ペソのドルに対する為替レートを大幅に切り下げたことなどが背景にあります。
ミレイ大統領は、急激なインフレに歯止めをかけるためには政府の財政赤字の削減が必要だとして、補助金の削減や公共工事の中止といった大胆な緊縮策を相次いで打ち出しています。
一連の政策転換でミレイ大統領は短期的にインフレが加速しても、中長期的には回復に向かうと主張していますが、国民の理解を得て痛みを伴う改革を実行できるかはなお不透明な情勢です。
#経済統計(アルゼンチン・消費者物価指数・12月・前年同月比200%超上昇)
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