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デンマークで、1972年に即位しヨーロッパで最も在位期間が長い君主となっていたマルグレーテ女王が、即位52年の節目である14日に退位し、新しい国王が即位しました。

マルグレーテ女王は、去年12月31日の国民向けのスピーチで退位の意向を明らかにしていて、各国メディアはデンマークで君主がみずからの意思で退位するのはおよそ900年ぶりだと伝えています。

首都コペンハーゲンクリスチャンスボー城では、マルグレーテ女王が王位継承のため退位宣言書に署名し、長男のフレデリック皇太子が新国王、フレデリック10世として即位しました。

フレデリック新国王は城のバルコニーから、歓声をあげる大勢の人々に手を振って応えたあと演説し、「母はたぐいまれな君主として記憶されるだろう。私は国王としての責任を誇りと大きな喜びをもって引き受ける。与えられた信頼をもとに、全力を尽くして取り組んでいく」と述べ、国民から祝福を受けていました。

フレデリック国王は、皇太子だった2011年、東日本大震災の支援のため宮城県東松島市を訪れて義援金や支援物資を届けたほか、子どもたちとサッカーなどをして交流し、2017年にも再び東松島市を訪れて復興状況などを視察しています。

#デンマーク(女王マルグレーテ2世退位・フレデリック10世新国王即位 )

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#デンマーク(女王マルグレーテ2世「私は王位を退き、息子のフレデリック皇太子に託します」)

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