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NAホールディングス(9202.T), opens new tabは31日、2024年3月期の連結業績予想を上方修正した。営業利益予想は前期比58.3%増の1900億円と従来予想から500億円上振れ、過去最高を更新する見通し。コロナ禍で落ち込んだ旅客需要が国内線、国際線とも順調に回復しており、第3四半期までの旅客事業は大幅増収。国際線の単価上昇などが寄与する。

上方修正後の営業利益予想は、IBESがまとめたアナリスト13人の予想平均値1675億円を上回っている

中堀公博グループCFO(最高財務責任者)は31日の決算会見で、「国際線旅客、国内線旅客ともに、当初想定より好調に推移している」と説明した。第4四半期については、米プラット&ホイットニー(P&W)製エンジンの点検作業に伴う整備関連費用や人件費の増加がかさむとした。

ボーイング機、製造工程からANAもチェック>

飛行中に事故が発生したボーイング(BA.N), opens new tab社製の旅客機「737MAX」シリーズについて、米連邦航空局(FAA)は24日、生産拡大を認めない方針を示した。ANAは同シリーズの737―8型機を2025年度から導入する予定だが、中堀氏は「今後、増産停止の期間が長引けば影響があるかもしれないが、現時点では納入時期が遅れるといった通知は(ボーイングから)きていない」と述べた。

ボーイング社製旅客機を巡っては、米アラスカ航空の「737MAXー9」型機で非常ドアが離陸後に吹き飛ぶなど事故が相次いでいる。

中堀氏は、ボーイングから新造機を受領する際、特に非常用装備や重要な構造部材は製造工程中にANAのエンジニアもチェックし、「品質の作り込みに当社の専門的な技術者も常駐し、しっかりみている」と説明。運航開始後も技術的に連携しており、安全運航を確実に堅持していくと語った。