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日弁連=日本弁護士連合会の次の会長を選ぶ選挙で、東京弁護士会の元会長の渕上玲子弁護士が選ばれました。弁護士、検事、裁判官の法曹三者で、トップに女性が就くのは初めてで、選択的夫婦別姓制度の実現などに意欲を示しました。

任期満了に伴う日弁連の会長選挙には、東京弁護士会の渕上玲子弁護士と千葉県弁護士会の及川智志弁護士の2人が立候補し、投票の結果、渕上氏が次の会長に選ばれました。

渕上氏は長崎県出身の69歳。1983年に弁護士となり、東京弁護士会の会長などを務めました。

弁護士、検事、裁判官の法曹三者で、トップに女性が就くのは初めてです。

渕上氏は、9日に開かれた会見で「初めての女性会長ということで、大変責任が重い立場だが、男女共同参画を体現する存在として、今後、全身全霊で職務に取り組みたい。多様性を尊重する社会を実現したい」と述べました。

特に取り組みたい政策として、選択的夫婦別姓制度の実現を挙げました。

渕上氏は「多くの女性が、慣れ親しんだ名字を変えなければならないことは、法の下の平等に反する。裁判所が違憲の判断を示し、法律の改正につながることを強く期待している」と述べました。

渕上氏の任期は、ことし4月から2年間です。

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