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5月、大津市の住宅で保護司の60歳の男性が殺害された事件で、警察は、男性が立ち直りの支援にあたっていた保護観察中の35歳の容疑者が刃物で刺すなどして殺害したとして、殺人の疑いで逮捕しました。

今回の事件前のことし4月以降だけでも容疑者は3回にわたって男性の自宅で面接を受けていたことが警察への取材でわかりました。男性が死亡したとみられる日も面接の予定だったということで、警察は事件に至るいきさつを調べています。調べに対し容疑を否認しているということです。

大津市仰木の里の無職、飯塚紘平容疑者(35)は、先月24日から26日の間に、大津市仰木の里東の住宅で、飲食店経営者で保護司の新庄博志さん(60)を刃物で刺すなどして殺害したとして8日、殺人の疑いで逮捕されました。

飯塚容疑者は、別の強盗事件で5年前に有罪判決を受けて保護観察中で、事件前のことし4月以降だけでも3回にわたって担当の保護司だった新庄さんの自宅で面接を受けていたことが警察への取材でわかりました。

警察によりますと、保護司として立ち直りの支援にあたっていた新庄さんは5月24日の午後7時から容疑者と自宅で面談する予定だったということです。

警察のこれまでの調べで新庄さんが死亡したのは24日の夜とみられ、この日も容疑者が自宅を訪れていたということで、警察は事件に至るいきさつを調べています。

警察の調べに対し「私はやっていませんし、何も答えたくありません」などと供述し、容疑を否認しているということです。

法務省によりますと、60年前の1964年に北海道の旭川保護観察所の管内で、保護司が以前担当していた相手に殺害される事件がありましたが、保護司と保護観察の対象者が関わる殺人事件は、これまでにこの1件だけだということです。

保護司が、保護観察を担当中の相手に殺害されたとする事件は初めてとみられます。

大津保護観察所 “容疑者について問題の報告なし”

大津保護観察所によりますと、新庄博志さんは、2006年5月から保護司を務めていたということです。

2019年7月に保護観察のついた有罪判決が確定した飯塚容疑者の担当の保護司となり面接を続けていて、これまでに新庄さんから容疑者について問題があったなどとする報告はなかったということです。

今回の事件を受けて、保護観察所では滋賀県内の保護司に連絡し不安に感じていることなどがないか聞き取りをした上で、対応を検討していくということです。

同僚の保護司は

保護司の活動の支援にあたる滋賀県更生保護事業協会の職員で、自身も保護司として活動している男性がNHKの取材に応じました。

男性によりますと、新庄さんは2018年から協会の事務局長を務めていたということです。

仕事ぶりについて、「新庄さんは私よりも年下ですが、40歳ごろから保護司を務めていて、活動内容に精通し、知見をフルに活用して私たちを指導していた。前向きな人だった」と話していました。

また、新庄さんから「立ち直りの支援にあたった人が再び犯罪を犯した」と聞いたことがあるとした上で、「新庄さんは大変残念に思っていて、一度、罪を犯した人が社会に出たあと、再び犯罪を起こすことなく再出発できるような支援をしていこうという大きな気持ちを抱いて活動されていた」と振り返りました。

協会では、2023年度から保護司だけでなく、医療や福祉、教育、それに就労などの関係する機関や団体が連携し、地域社会全体で立ち直りを支援する取り組み「滋賀KANAMEプロジェクト」を始めています。

この取り組みを発案したのが新庄さんだったということで、「1人の保護司だけでは解決できない問題もある中、医療、福祉などの分野と連携していこうと新庄さんのリーダーシップのもと取り組んできた。そのやさきに事件に巻き込まれて大変残念に思う」と話していました。

新庄さんを知る人は

保護司の新庄博志さんから支援を担当していた人を紹介され従業員として雇用していた大津市の企業の担当者は、新庄さんについて「保護司としてどれだけの人を担当していたのか分からないが、まったくの『ボランティア』であり、簡単にできることではないので感心していた」と話しました。

また、接し方などについて新庄さんと相談しながら決めることもあったとした上で、「新庄さんは担当する人が精神的に落ち込んでいても諦めることなく、保護観察の期間が終わるまでしっかりと導いていた」と、最後まで熱心に接する様子が印象に残っていると話していました。

新庄さんが殺害されたことについて、「地域のために一生懸命にやってきた人が、このような結果になったことが悔しくてなりません」と話していました。

発覚までのいきさつ

事件が発覚するまでのいきさつです。

新庄さんが経営する大津市内の飲食店のスタッフによりますと、事件が発覚する2日前の5月24日の午後4時ごろ、新庄さんは店の会議に出席しふだんと変わらない様子だったということです。

その後、新庄さんの車が大津市ボートレース場の駐車場で見かけられています。

レース場には新庄さんが経営に関わる別の飲食店があり、関係者によりますと、新庄さんの車は午後5時20分ごろに駐車場に入り、午後6時に出たことが記録に残っているということです。

この日の午後8時ごろ、飲食店のスタッフが新庄さんに電話をかけましたが、呼び出し音は聞こえるものの出なかったということです。

さらに翌日の25日、新庄さんが送迎バスの運転をしているホテルの関係者が、午前11時40分ごろと午後4時すぎの2度にわたって電話をしましたが、このときも電話に出なかったということです。

そして、26日になっても姿が見えず不審に思った親族が夕方に自宅を訪ね、1階のリビングで新庄さんがうつ伏せの状態で倒れているのを見つけました。

警察は、24日の夜に帰宅したあとに殺害されたとみて調べています。

保護司とは

保護司は、刑務所を仮釈放されて保護観察中の人や、少年審判で保護観察処分を受けた少年・少女などと面会し、住まいや就職先の相談・調整などにあたる非常勤の国家公務員です。

交通費などの実費は出ますが給与はなく、法務省は「民間のボランティア」だとしています。

法務省によりますと、全国の保護司の人数は2023年1月の時点であわせて4万6900人あまりで60歳以上がおよそ8割を占めるなど高齢化が進み、担い手も年々減少傾向にあることが課題となっています。

任期は2年で、再任されるときの年齢は原則として76歳未満と定められています。

法務省の大津保護観察所によりますと、会社員や公務員、会社経営者のほか仕事を退職した人など、幅広い分野の人が保護司として活動しています。

保護司が誰を担当するのかは相手の住所や性別などに応じて決められ、担当する相手とは月に2回程度面談を行い、生活状況などをまとめた報告書を毎月、保護観察所に提出するということです。

面談のタイミングや時間は決まっておらず、保護司の判断に任されているということです。

また、面談は保護司や相手の自宅で行うことが多く、「保護司会」が地域に設置しているサポートセンターで行う場合もあるということです。

大津市の住宅で保護司の男性を殺害したとして支援を受けていた保護観察中の35歳の容疑者が逮捕された事件で、男性が死亡したとみられる日に容疑者が男性の自宅を訪れ、その後4日間、行方が分からなくなっていたことがわかりました。警察は現場周辺の捜索を行うなどこの間の容疑者の行動を調べています。

大津市仰木の里の無職、飯塚紘平容疑者(35)は、先月24日から26日の間に、近くに住む飲食店経営者で保護司の新庄博志さん(60)の住宅で新庄さんを刃物で刺すなどして殺害したとして8日、殺人の疑いで逮捕されました。

飯塚容疑者は別の強盗事件で5年前に有罪判決を受けて保護観察中で、新庄さんが、保護司として立ち直りの支援にあたっていました。

これまでの調べで、先月24日の夜に、飯塚容疑者が新庄さんの自宅を訪れ、その後、行方が分からなくなっていたことがわかりました。

容疑者は4日後の28日に現場付近の路上でナイフを所持していたとして逮捕されましたが、警察によりますと、この間に家族から行方不明届が出されていたということです。

警察は現場周辺の捜索を行うなどこの間の容疑者の行動を調べています。

警察の調べに対し飯塚容疑者は「私はやっていません」などと供述し、容疑を否認しているということです。

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鹿児島県警察本部の元生活安全部長が個人情報を含む内部文書を第三者に漏らしたとして逮捕された事件で、元部長が文書に同封した書面には警察官の盗撮事件について元刑事部長の指示で隠蔽されたという趣旨の内容が書かれていたことが関係者への取材でわかりました。一方、元刑事部長は「盗撮事件の捜査指揮に携わったことはない」と否定しています。

鹿児島県警察本部生活安全部の元部長、本田尚志容疑者(60)は、退職後のことし3月下旬、個人情報などを含む内部文書を第三者に郵送し、職務上、知り得た秘密を漏らしたとして国家公務員法違反の疑いで逮捕されました。

関係者によりますと、郵送された内部文書には、元生活安全部長本人が書いたとみられる書面も同封されていて、この書面には警察官による盗撮事件について「元刑事部長の指揮は『静観しろ』だった」などと元刑事部長の指示で隠蔽されたという趣旨の内容が書かれていたということです。

こうした中、鹿児島県警は8日夜に元刑事部長のコメントを出し「盗撮事件の捜査指揮に携わったことはなく、本部長からも事件に関して指示を受けたことはない。『静観しろ』などと指示したこともない」と隠蔽を否定していることを明らかにしました。

逮捕された元生活安全部長は、今月5日に裁判所で行われた勾留理由の開示手続きでは、盗撮事件について本部長の名前をあげた上で「職員の犯罪行為を隠蔽しようとしたことが、許せなかった」などと主張していましたが県警本部長も隠蔽を否定していて警察は漏えいした動機やいきさつなどをさらに詳しく調べています。

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