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天皇陛下は、19日午後記者会見に臨み、コロナ禍に伴う延期を経て実現する今月22日からの国賓としてのイギリス親善訪問への思いなどを語られました。

天皇陛下は、国際親善のため、皇后さまとともに今月22日から8日間の日程でイギリスを公式訪問し、国賓として歓迎行事などに臨むほか、かつておふたりが学んだオックスフォード大学を訪問される予定です。

天皇陛下は記者会見で、「令和2年に英国より御招待を頂いたものの、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により延期されていた私たちの英国訪問が、この度、改めて頂いた御招待により、実現の運びとなったことを大変うれしく思っております」と述べられました。

また、「この間、御招待を頂いていたエリザベス2世女王陛下が亡くなられたことは本当に残念なことでした。御存命中に伺えなかったことが心残りです」と話されました。

そのうえで、「今回の訪問を通じて、我が国と英国との間に培われてきた交流の歴史に思いをはせたいと思います」と語られました。

さらに、20世紀の両国関係には困難な時期もあったが、現在の日英両国は、経済や文化など幅広い分野で緊密な協力関係があり、王室と皇室の間でも多くの交流が積み重ねられてきたとしたうえで、「長きにわたる日英の交流の積み重ねを踏まえながら、今回の訪問では、チャールズ国王陛下御夫妻始め英国王室の方々と旧交を温めるとともに、在留邦人や日本とゆかりのある英国の方々などから、両国の交流の歩みなどについてお話を伺い、我が国と英国の人々との友好関係が更に深まる機会になればと思っております」と述べられました。

そして、「チャールズ国王陛下が、御病気の御治療中にもかかわらず、私たちをお迎えくださることを大変有り難く思います。また、キャサリン皇太子妃殿下も御治療中にありながら、少しずつ御公務にも復帰されると伺いました。お二方ともいろいろと大変でいらっしゃると思いますが、御治療が順調に進み、お早い御快復がお出来になるようお祈りしております」と話されました。

さらに、「私たちにとって、英国は、それぞれ留学生活を送った思い出の地であることもあり、今回の訪問を楽しみにしています」と述べられました。

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