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— President Biden (@POTUS) July 15, 2024
バイデン氏、冷静な議論呼びかけ トランプ氏銃撃受け国民向け演説 https://t.co/nANDKufYuB
— ロイター (@ReutersJapan) July 15, 2024
バイデン米大統領は14日、ホワイトハウスの大統領執務室から国民向けに演説した。前日のトランプ前大統領銃撃事件を受け、政治の過熱を冷まし、冷静な議論を行うよう呼びかけた。
トランプ氏が重傷を負わなかったのは幸いだとした上で、銃撃事件は「われわれ全員に一歩下がるよう促した」と述べた。
「この暴力を常態化させさせてはならない。この国の政治的レトリックは非常に過熱している。今こそ冷ます時だ」とし、「われわれは皆、そうする責任がある」と訴えた。
また「米国では銃弾ではなく投票箱で相違を解決する」と強調した。
米大統領が国民にとって重要な問題について述べる執務室からの演説をバイデン氏が行うのは3回目。
【随時更新】トランプ氏銃撃 バイデン大統領 国民に向けて演説https://t.co/NQcLNbK4ZQ #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) July 15, 2024
アメリカのトランプ前大統領が選挙集会の演説中に銃撃され、けがをした事件を受け、バイデン大統領は国民に向けて演説し、「意見の違いは投票によって解決する。銃弾ではない」と事件を非難したうえで、国民に対し冷静な対応と結束を呼びかけました。
※日本時間7月15日の動きを随時更新してお伝えします。
目次
バイデン大統領 国民に冷静な対応と結束呼びかけ
トランプ氏 共和党の全国党大会出席へ ミルウォーキー到着
ミルウォーキー市内では厳重な警備態勢
容疑者は地元の20歳男 “車から爆発物の材料”
欧米メディア 容疑者の顔写真伝える
トランプ氏 銃撃から一夜明け “団結が重要”
容疑者が狙撃したとみられる建物は
容疑者の自宅とみられる場所の周辺は
バイデン大統領がトランプ氏と電話 “よい会話だった”【ノーカット映像】複数の発砲音 退避するトランプ氏
トランプ前大統領銃撃事件 アメリカ国内や海外の反応は
バイデン大統領 国民に冷静な対応と結束呼びかけ
トランプ前大統領は13日に行った東部ペンシルベニア州での選挙集会で演説中に銃撃を受け右の耳にけがをしました。また集会の参加者1人が死亡し、2人が大けがをしました。
FBI=連邦捜査局は、銃撃に関与した疑いでその場で射殺された男について、地元に住むトーマス・クルックス容疑者、20歳と特定し、トランプ氏への暗殺未遂事件として捜査を進めています。
この事件を受け、バイデン大統領は日本時間の15日午前9時ごろからホワイトハウスで国民に向けて演説しました。この中でバイデン大統領は「アメリカでは意見の違いは投票によって解決する。銃弾ではない」と述べ、事件を改めて非難しました。
そのうえで、「この国の政治的なレトリックはいま、熱を帯びているが、冷ますときだ」と述べ、党派対立の先鋭化や社会の分断が懸念される中、国民に対し冷静な対応と結束を呼びかけました。
またバイデン大統領は「銃撃犯の動機や意見、所属団体は分かっていない。捜査当局が調べている」と述べました。
一方、アメリカ ABCテレビによりますと、FBIは現時点で、事件はクルックス容疑者による単独の犯行とみているということで、捜査当局は事件の背景や動機の解明を急いでいます。
トランプ前大統領は14日、共和党の全国党大会に出席するため、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーに専用機で到着しました。
トランプ氏の選挙陣営の上級顧問がSNSに投稿した映像では、トランプ氏はタラップを下りる際、右手の拳を振り上げるしぐさを見せてアピールしていました。
ミルウォーキー市内では厳重な警備態勢
共和党の全国党大会の開幕を翌日に控え、ミルウォーキー市内では厳重な警備態勢が敷かれています。
市の中心部にある会場の周辺は許可された関係者以外、立ち入りが認められず、関係者も、入る際には手荷物検査と金属探知機によるチェックを受ける必要があります。
また会場から1キロ以上離れた場所でも道路が一部封鎖され、一般の車両は通れなくなっています。市内には多くの警察官が配置され、警戒にあたっています。
支持者「トランプ氏はファイターだ」
トランプ前大統領が銃撃された事件について、共和党の全国党大会に向けてミルウォーキーを訪れた女性は、「トランプ氏はファイターだ。彼が銃撃された後、立ち上がり拳を振り上げて戦うよう呼びかけるのを私たちは見た。彼を支持し、彼の考えに賛同するためにここに集まっている」と話していました。
容疑者は地元の20歳男 “車から爆発物の材料”
アメリカのトランプ前大統領は、東部ペンシルベニア州で13日、選挙集会の演説中に銃撃を受け、右の耳にけがをしました。また、集会の参加者1人が死亡し、2人が重傷だということです。
トランプ氏に対する暗殺未遂事件として捜査を進めるFBI=連邦捜査局は14日、声明を出し、銃撃に関与した疑いでその場で射殺された男について、地元に住むトーマス・クルックス容疑者、20歳と特定したと発表しました。
アメリカのABCテレビなど主要メディアは、クルックス容疑者が使用したのは殺傷能力が高いライフル銃「AR15」で、容疑者の父親が合法的に購入したものだと報じました。
また、AP通信は、捜査関係者の話として、容疑者の車や自宅から爆発物の材料が見つかったと伝えています。
クルックス容疑者は共和党員として有権者登録をしていたと、アメリカのメディアが伝えていて、過激派組織とのつながりがあったのかなど詳しいことは分かっていません。
バイデン大統領は14日の会見で「捜査は初期段階にあり、容疑者の動機については分かっていない」と述べていて、捜査当局が事件の背景や動機の解明を急いでいます。
アメリカ社会では今回の事件に大きな衝撃が広がっていて、今後の選挙戦にどのような影響を与えるのかにも関心が集まっています。
欧米メディア 容疑者の顔写真伝える
トランプ前大統領が選挙集会の演説中に銃撃された事件で、欧米のメディアは、FBI=連邦捜査局が容疑者として特定したトーマス・クルックス容疑者の顔写真を伝えています。
写真はクルックス容疑者が高校に通っていた2020年につくられたイヤーブックに掲載されたもので、メガネをかけてTシャツを着た容疑者が写っています。
CNNテレビは、容疑者の人となりについて、在学当時、学校生活になじめずいじめられていたとする同級生の話を報じています。
トランプ氏 銃撃から一夜明け “団結が重要”
銃撃事件から一夜明けた現地時間の14日朝、トランプ前大統領は自身のSNSに「皆さんのきのうの思いと祈りに感謝する。われわれは恐れない。信仰を保ち、邪悪に抵抗し続ける」と投稿した上で事件で亡くなった人に哀悼の意を表してけがをした人たちの回復を願うとしています。
また、トランプ氏は「私たちが団結してアメリカ人としての真の姿を示し、強く決意を固めて悪に勝たせないことがいま、これまでになく重要だ」としています。
そして「ウィスコンシンから偉大な国民にむけて話すことを楽しみにしている」と投稿し、今月15日から中西部ウィスコンシン州で開催される、大統領選挙の共和党の候補者を正式に決定する党大会に出席する意向を示しました。
トランプ氏 予定どおり共和党大会に出発へ
アメリカのトランプ前大統領は14日、みずからのSNSに投稿し「前日の恐ろしい事件を受け、共和党大会への出発を2日間遅らせることを考えたが、銃撃犯によってスケジュールの変更が余儀なくされるのは許されないと判断した」として、共和党大会が開かれる中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーに向けて、予定どおり、14日午後に出発すると明らかにしました。
容疑者が狙撃したとみられる建物は
容疑者がトランプ氏を狙撃したとみられる建物は、トランプ氏が演説をしていたステージから見て右の方向にあります。建物の周りには高い木があり、傾斜がそれほどない屋根にうつ伏せになっていたとみられる容疑者の姿は、周囲から見えにくかったことがうかがえます。
事件のあと、選挙集会の参加者やメディアはシークレットサービスからすぐに会場を出るよう指示されましたが、敷地内の駐車場ではNHKの取材班も中継や目撃者のインタビューを行うことができました。
しかし、一夜明けた14日朝からは警察が駐車場を含む敷地のすべての出入り口を封鎖しています。
容疑者の自宅とみられる場所の周辺は
アメリカ東部ペンシルベニア州のピッツバーグから南に10キロほど離れたべセルパークにある、クルックス容疑者の自宅とみられる場所の周辺は、現地時間の14日朝、広い範囲にわたって閉鎖されています。
規制線が張られた場所からは住宅を直接、確認することはできず、閉鎖された区域内には複数の警察官の姿がみられます。
また、複数のメディアが遠くからカメラを構えていますが、大きな動きはみられません。
警備員によりますと、住民たちは警察の指示で一時的に別の場所に移っているということです。
バイデン大統領がトランプ氏と電話 “よい会話だった”
ホワイトハウスは14日、バイデン大統領がハリス副大統領とともに、危機管理にあたるための「シチュエーション・ルーム」でガーランド司法長官やマヨルカス国土安全保障長官、それにFBI=連邦捜査局のレイ長官らから最新の捜査状況などについて説明を受けたと発表しました。
バイデン大統領はそのあと、ホワイトハウスで会見し、13日に行ったトランプ前大統領との電話について「彼が元気で回復していることを心からありがたく思う。短時間だったが、よい会話だった」と述べました。
そして「このような暴力はアメリカにふさわしくない」と述べて、今回の事件を重ねて非難しました。
また、容疑者については「動機に関する情報はまだ何もない」とした上で、捜査中であり動機などを推測することは避けるべきだとして、国民に結束を呼びかけました。
さらにバイデン大統領は、シークレット・サービスに対し、トランプ氏の警護を改めて徹底することや、15日から中西部ウィスコンシン州で開催される共和党の全国党大会の警備を見直すよう命じたことを明らかにしました。
一方、ホワイトハウスは、バイデン大統領が15日にイベントに出席するため予定していた南部テキサス州への訪問を延期すると発表しました。
英 スターマー首相もトランプ氏と電話
イギリスの首相官邸は14日、スターマー首相が、13日に銃撃されてけがをしたトランプ前大統領と電話で話をしたと発表しました。
この中でスターマー首相は暴力を非難し、事件の犠牲者と家族への哀悼の意を表すとともに、トランプ氏やけがをした人たちの早期回復を願う気持ちを伝えたということです。
米SS長官のキンバリー・チートルは女性でSS要員の3割を女性にしようとしていました。トランプ銃撃現場では数分前に屋根に怪しい者がいるとの通報があったのに対応が遅れました。トランプのSSは増強要請していましたが却下されRケネディJrも警護要請を拒否されています。SSも極左に支配されています。
— 矢野義昭(Yoshiaki Yano) (@LB05g) July 15, 2024
トランプ暗殺未遂犯がライフルを持って白い屋根に登ったところの映像。周辺の人々が気づき、大声で警察に注意を呼びかけている。シークレットサービスはおそろしく無能か、故意かのいずれかと思われる。pic.twitter.com/36l8cs2NWs
— ShortShort News (@ShortShort_News) July 15, 2024
トランプ氏警護は万全、事件調査に全面参加と大統領警護隊 https://t.co/7KomfyTHYj https://t.co/7KomfyTHYj
— ロイター (@ReutersJapan) July 15, 2024
米シークレットサービス(大統領警護隊)は15日、13日のトランプ前大統領銃撃を未然に阻止することができなかったことを受けバイデン大統領と議員が発表した調査に全面的に参加すると述べた。
シークレットサービスのチートル長官は、15日にウィスコンシン州ミルウォーキーで開幕する共和党全国大会の警備を強化していると説明。「13日の事件を受けて再検討し強化した警護計画に自信を持っている」と述べた。
チートル長官によると、党大会期間中と残りの選挙期間中のトランプ氏警護を確実にするため、13日以降、体制を変更したという。
ロシアが米政権非難、トランプ氏銃撃の「雰囲気作った」 https://t.co/IowkPlVadk
— ロイター (@ReutersJapan) July 15, 2024
ロシア大統領府は14日、前日に起きたトランプ前米大統領の暗殺未遂事件について、米政権に責任があるとは考えていないとした上で、攻撃を引き起こす雰囲気を作ったと非難した。
トランプ氏は米ペンシルベニア州で開かれた集会で右耳に銃撃を受けた。現在、暗殺未遂事件として捜査が行われている。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は「トランプ氏を暗殺しようとする企てが現当局によって組織されたとは考えていない」と記者団に述べた。
その上で「米国が現在局面している状況はトランプ候補を取り巻く雰囲気が引き起こした」と指摘した。
ロシアは政治闘争の過程におけるいかなる暴力も非難すると述べた。
ペスコフ氏はバイデン大統領に攻撃の責任があると直ちに非難した一部の米共和党議員らに同調し、法的手段などを例に挙げ「トランプ候補を政治の舞台から排除しようとする数々の試みで、彼の命が危険にさらされていたことは外部の観察者にとっても明らかだった」と述べた。
TIME's new cover: Donald Trump survives shooting with nation on edge https://t.co/eQxgKW1ezt pic.twitter.com/SwfZcm3V2z
— TIME (@TIME) July 14, 2024
There's no place in America for this kind of violence – or any violence.
— President Biden (@POTUS) July 14, 2024
An assassination attempt is contrary to everything we stand for as a nation.
It’s not America, and we cannot allow this to happen.
アメリカにはこのような暴力、あるいはいかなる暴力も許される余地はない。
暗殺未遂は、我々が国家として掲げる理念のすべてに反するものである。
ここはアメリカではない。こんなことが起こることを許すことはできない。
バイデン陣営、銃撃受けトランプ氏批判から戦略転換 結束促す https://t.co/Q0qCXNZHYx
— ロイター (@ReutersJapan) July 15, 2024
1月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営は、ペンシルベニア州で13日に起きた野党共和党のトランプ前大統領暗殺未遂事件を受け、急きょ戦略を転換し、トランプ氏批判の代わりに団結を呼びかけるアプローチに焦点を移している。
陣営は事件から数時間のうちに、不倫口止め料の不正会計処理を巡るトランプ氏の有罪評決を強調した広告などを取り下げ、あらゆる政治的コミュニケーションを停止した。
バイデン氏は14日、ホワイトハウスで演説し「われわれは一つの国家として団結しなければならない」と呼びかけ、13日夜と同様に政治的な暴力を非難した。
バイデン氏は15日にNBCニュースのインタビューを受ける。
バイデン陣営の当局者によると、民主党全国委員会(DNC)と陣営は将来への党の前向きなビジョンと、トランプ氏および共和党の後ろ向きな政策を週を通じて対比させる方針という。
「ようやく実感」、トランプ氏が銃撃振り返る 団結の好機とも https://t.co/1vuSfEQtr2
— ロイター (@ReutersJapan) July 15, 2024
トランプ前米大統領は、ペンシルベニア州で13日開かれた集会で銃撃を受けたことについて「ようやく実感が湧いてきた」と振り返った。
共和党全国大会が開催されるウィスコンシン州ミルウォーキーに向かう機内で14日、保守系のニュースメディア「ワシントン・エグザミナー」とのインタビューに応じた。「私が群衆から目をそらすことはめったにない。あの瞬間、そうしなかったら、私が今日、こうして話をすることはなかった」とした。
「これは全米、いや全世界を一つにするチャンスだ。(共和党全国大会で行う)演説は(事件が起こらなかった場合の内容と)かなり違うものになるだろう」と語った。
ニューヨーク・ポストによると、トランプ氏は同じインタビューで「わが国が団結することを望んでいる」としつつ「しかし、それが可能かどうかは分からない。人々は非常に分裂している」と述べた。
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