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融和的な外交政策への転換を掲げるイランのペゼシュキアン新大統領が議会で演説し、欧米諸国に対話を呼びかけました。その一方で、アメリカなどを念頭に、敵対するイスラエルに軍事支援を続ける国々を非難するなど、関係改善の難しさもうかがわせました。

イランのペゼシュキアン新大統領は30日、首都テヘランにある議会で宣誓式に臨みました。

演説でペゼシュキアン大統領は「地域や世界の問題を解決するため、新たな機会を生かすべきだ。われわれは欧米の国々に相互交流を促す」と述べ、関係改善に向けた対話を呼びかけました。

その一方で、アメリカなどを念頭に、パレスチナガザ地区に攻撃を続けるイスラエルに軍事支援を行う国々について、「子どもたちを殺す武器を提供している者に人道は語れない」と非難しました。

宣誓式には各国の要人に加えて、イスラム組織ハマスのハニーヤ最高幹部をはじめ、レバノンイスラムシーア派組織ヒズボラやイエメンの反政府勢力フーシ派など、イスラエルと敵対する武装勢力の代表も出席しました。

イランはこうした勢力の後ろ盾となり、地域の混乱を助長していると欧米諸国から非難されてきましたが、ペゼシュキアン大統領はこれまでどおり支援を続ける考えで、宣誓式は欧米諸国との関係改善の難しさをうかがわせるものともなりました。

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イスラエル軍は30日、同国が占領するゴラン高原への攻撃の報復として、レバノン武装組織ヒズボラの司令官を標的に、同国の首都ベイルート郊外を攻撃したと明らかにした。

レバノン国営通信NNAの報道によると、イスラエルの攻撃で1人が死亡、数人が負傷した。一部は重傷という。

イスラエル軍の発表直後、同国のガラント国防相は「ヒズボラは一線を超えた」とソーシャルメディアに投稿した。

イスラエル軍は、子どもらが犠牲になった27日のゴラン高原の町マジュダルシャムスへの攻撃に関与した司令官を標的に攻撃したと述べたが、攻撃の詳細については明らかにしなかった。

NNAは、イスラエル軍の攻撃はドローン(無人機)1機とミサイル3発だったと報じた。

イスラエル軍の発表の前には、ヒズボラ系テレビ局のアルマナルがベイルート南部郊外で大きな爆発音があったと報じた。爆発があったエリアは人口が多く、ヒズボラが拠点を置いている。

CNNが入手した映像では、攻撃箇所から大量の煙が立ち昇っている様子が映っている。
シリアとレバノンの国境に近いマジュダルシャムスへの27日の攻撃では、サッカー場に約30発のロケット弾が撃ち込まれ、子ども12人が死亡、44人が負傷した。これを受けて、イスラエルは今週初め、ヒズボラは「代償を払うことになる」と報復を示唆していた。

マジュダルシャムスへの攻撃では全面戦争に発展しかねないとの緊張が高まっていた。

情報筋によると、イスラエルは今回のベイルートへの攻撃について、米国に前もって通知したという。情報筋は、安全保障に関する窓口を通じて伝えられたと述べたが、通知の日時は明らかにしなかった。

イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルート空爆し、同国に拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの司令官を殺害したと発表した。27日に起きたゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復としている。

目撃者によると、現地時間午後7時40分ごろ、ヒズボラの拠点があるベイルート南部郊外で大きな爆発音が聞こえ、煙が上がるのが見えた。

イスラエル軍によると、殺害したのはフアド・シュクル司令官。ヒズボラ指導者ナスララ師の右腕として戦時作戦顧問を務め、27日のゴラン高原攻撃を統括したとしている。 も

イスラエルのガラント国防相は、今回の攻撃で「わが人民の血には代償があり、この目的のためにわが軍の手の届かない場所はないことを示した」と述べた。

周辺国の治安当局高官もシュクル司令官が空爆で負った傷が原因で死亡したと確認した。

医療関係者や治安筋によると、このほか子ども2人を含む市民3人が死亡。レバノンのテレビ局は保健省の情報として、ヒズボラの意思決定機関周辺への攻撃で3人が死亡、74人が負傷したと伝えた。

イスラエルが占領するゴラン高原へのロケット弾攻撃では、子どもを含む12人が死亡。ヒズボラは関与を否定しているが、イスラエルヒズボラによる攻撃と主張している。 もっと見る

レバノンのハビブ外相はイスラエルによる攻撃を非難し、国連に苦情を申し立てる考えを示した。さらに、ヒズボラの対抗措置が事態をエスカレートさせないことを望むと述べた。

パレスチナ自治区ガザでイスラエルと戦闘を続けるイスラム組織ハマスやイエメンのフーシ派、これらの組織を支援するイラン、シリアも攻撃を非難した。

一方、米ホワイトハウスは「ヒズボラを含めイランが支援する全ての脅威」に対するイスラエルの安全保障へのコミットメントを改めて表明。その上で、外交的解決に取り組んでいると述べた。

ロシアのタス通信によると、同国外務省はイスラエルによる報復攻撃を「明白な国際法違反」と非難した。

イスラエル軍は国内の民間防衛について新たな指示は出していないとしている。現時点で追加攻撃の計画がないことを示している可能性がある。テレビ局チャンネル12は、イスラエルが全面戦争を望んでいないとする当局者の発言を伝えた。

イスラエルメディアによると、軍はヒズボラの反応次第で、ベイルート空爆によってゴラン高原攻撃への対応を終了したと見なすという。

イスラエル軍は30日夜、レバノンの首都ベイルート周辺への空軍戦闘機による攻撃で同国に拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの司令官で作戦本部トップのファド・シュクル氏を殺害したと発表した。

イスラエル軍は、シュクル氏がヒズボラの指導者ナスララ師の右腕として、戦時作戦の顧問を務めていたとしている。

声明で「ファド・シュクルは昨年10月8日以降、イスラエルに対するヒズボラの攻撃を指揮してきた」と主張。子ども12人が死亡したゴラン高原への攻撃の責任はシュクル氏にあるとした。

ヒズボラは攻撃への関与を否定している。

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米軍が30日、イラクで自衛目的の攻撃を実施したと、米政府当局者がロイターに明らかにした。イスラエル軍は同日にレバノンの首都ベイルートで親イラン武装組織ヒズボラの司令官を標的に空爆を行っており、中東地域の緊張が高まっている。

イラクの首都バグダッドの南にある同国の治安組織「人民動員隊(PMF)」の基地で先に爆発が起きたと伝えられており、これが米軍の攻撃によるものだったかは現時点で不明。

警察・医療関係者によると、爆発により4人が死亡し、3人が負傷した。

PMFは爆発後に出した声明で、誰が仕掛けたかには触れなかった。

前出の米政府当局者によると、イラクに駐留する有志連合への脅威に対応した攻撃だったという。死傷者についてはコメントしなかった。

米・イラク筋によると、イラクでは先週、米軍が駐留するアサド空軍基地に向けて複数のロケット弾が発射されたが、被害や死傷者は報告されていない。

米軍がイラク領内で攻撃を実施したことが明らかになったのは、 2月にイラクとシリアで、イランの革命防衛隊とその支援を受ける武装組織に関連する85以上の標的を空爆して以来。 も

国連人権高等弁務官事務所が30日公表した報告書によると、何千人ものパレスチナ人がガザからイスラエルに連行され、拘束されている。拷問を受ける例も多く、これまでに50人以上の死者が出ているという。

報告書は拘束経験者や目撃者とのインタビューに基づいている。昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃後、多くの人々がガザで、イスラエルの軍事攻撃から逃れようと検問所に行ったところを拘束されたり、避難先の学校や病院から連れ去られたりした。

イスラエルに移送される前に目隠しをされ、手錠をかけられることも多く、「檻のような」軍事センターに入れられて長時間オムツだけを着用させられることもあったという。53人が拘束中に死亡した。

ターク国連人権高等弁務官は「証言によると、水責めや、犬を拘束者に放つなど、さまざまなぞっとするような行為が行われており、国際人権法や国際人道法に著しく違反している」と批判した。

その上で、拘束者の即時解放を求め、奇襲攻撃の際にハマスが連れ去った人質の残りの人々についても、早急に解放するよう要求した。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・295日目②)

イスラム組織ハマスは31日、イスマイル・ハニヤ最高指導者がイランの首都テヘランで暗殺されたと発表した。イラン革命防衛隊もハニヤ氏の死亡を確認した。

ハニヤ氏は30日に行われたイラン新大統領の宣誓式に出席したという。

革命防衛隊は「今朝早く、テヘランのハニヤ氏の住居が襲撃され、同氏と護衛の1人が死亡した。原因については調査中であり、結果はまもなく発表される」とした。

イランのメディアによると、イランのペゼシュキアン大統領は「領土の一体性、尊厳、名誉、誇りを守り、テロリストの占領者たちに卑怯な行為を後悔させる」と強調した。

イスラエルはコメントを出していない。イスラエル軍は、状況評価を行っているが、民間人に対する新たな安全ガイドラインは発表していないとした。ネタニヤフ首相は正午(0900GMT、日本時間午後6時)に安全保障当局者と協議する予定。

オースティン米国防長官は、緊張緩和に取り組む考えを示すとともに、イスラエルが攻撃された場合の防衛支援を約束した。

訪問中のフィリピンで記者団に「戦争が避けられないとは思わない。それは変わらない。外交の余地と機会は常にある」と語った。

イスラエルは30日、レバノンの首都ベイルート空爆し、同国に拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの司令官を殺害したと発表したばかり。これに続くハニヤ氏殺害を受け、パレスチナ自治区ガザでの停戦合意の可能性は後退しそうだ。

ハマスの幹部サミ・アブ・ズーリ氏はロイターに対しイスラエルによるハニヤ氏暗殺はハマスの意志をくじくことを狙った重大なエスカレーションだ」と非難。

その上で、ハマスは進んできた道を今後も続けるとし、「われわれは勝利を確信している」と述べた。

ガザ停戦協議を仲介しているカタールはハニヤ氏殺害について、紛争の危険なエスカレーションと非難。中国とロシアも暗殺を非難した。

関係筋によると、イランの最高安全保障委員会は近く会合を開き、同国と密接な関係にあったハニヤ氏の死への対応を決める見通し。

パレスチナ自治政府アッバス議長はハニヤ氏の殺害を非難。ヨルダン川西岸のパレスチナ諸派ストライキと大規模デモを呼びかけている。

ハニヤ氏は2017年にハマスの最高指導者に選出された。トルコとカタールの首都ドーハを行き来しながら停戦協議の交渉官を務め、イランと対話を続けてきた。

ハマスでは今年に入って、ハニヤ氏の副官の立場だったサレハ・アルーリ氏がイスラエルによって殺害されている。

パレスチナガザ地区イスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスは31日、ハニーヤ最高幹部がイスラエルによる攻撃で殺害されたと発表しました。

目次

ハニーヤ最高幹部とは
イランでは過去にもイスラエル関与指摘の暗殺事件
官房長官「応酬回避し事態沈静化へ」

これはハマスが31日、声明を出して発表したものでそれによりますとイランの首都テヘランを訪れていたハニーヤ最高幹部がイスラエルによる攻撃で殺害されたということです。

また、イラン国営テレビによりますと、イランの軍事精鋭部隊の「革命防衛隊」も31日、声明を出し、ハマスのハニーヤ最高幹部が31日の朝、テヘランで撃たれ、ボディーガード1人とともに殉教した」と発表しました。

詳しい状況は調査中で、改めて発表するとしています。

ハニーヤ最高幹部は30日にイランの新大統領の宣誓式に参加するためテヘランを訪れていて、レバノンイスラムシーア派組織ヒズボラやイエメンの反政府勢力フーシ派などイスラエルと敵対する武装勢力の代表とともに出席していました。

イスラエルハマスの間ではハマスが大規模攻撃を行ってから、ガザ地区での戦闘が10か月ちかく続く一方、停戦と人質の解放に向けた交渉が停滞していて、事態のさらなる悪化が懸念されます。

ハニーヤ最高幹部とは

国際部イスラム組織ハマスの最高幹部のイスマイル・ハニーヤ氏は、ガザ地区の難民キャンプで生まれ、2006年に行われたパレスチナの議会選挙でハマスが最大勢力となったことを受け、暫定政府の首相に就任しました。

しかし、アッバス議長が率いる穏健派のファタハとの間で対立が起きた結果、ハマスガザ地区を実効支配し、ハニーヤ氏はガザ地区のトップとして活動してきました。

その後、ハマスの政治部門の幹部は、イスラエルによる攻撃を避けるためガザ地区を離れ、ハニーヤ最高幹部もカタールなどを拠点に活動を続けていました。

そして去年10月にハマスイスラエルへの大規模な攻撃を仕掛け、これに対してイスラエル軍ガザ地区への攻撃を始めて以降、イスラエルに対する徹底抗戦を訴えてきました。

この間、ハマスの後ろ盾となってきたイランもたびたび訪れ、ことし5月ヘリコプターの墜落事故で死亡したライシ前大統領の葬儀にも参列していました。

ガザ地区での戦闘をめぐってICC国際刑事裁判所の検察部門はことし5月、イスラエルのネタニヤフ首相らとともに、ハマスのハニーヤ最高幹部らに対しても、戦争犯罪や人道に対する犯罪の疑いで逮捕状を請求していました。

イランでは過去にもイスラエル関与指摘の暗殺事件

イスラエルと対立するイランでは、過去にも、イスラエルの関与が指摘される軍関係者や科学者の暗殺事件が起きています。

2020年には、イランの国防軍需省の研究開発部門トップで、核開発の中心的な役割を担っていたとされる科学者のファクリザデ氏が、首都テヘランの郊外で襲撃されて死亡する事件がありました。

これについて、イラン当局は「イスラエルの関与が強く疑われる」と主張し、両国のあいだで緊張が高まりました。

また、おととしには首都テヘランで軍事精鋭部隊・革命防衛隊の大佐が自宅前で何者かに殺害され、イラン当局はイスラエルが犯行に関与していると主張しました。

このほか、2010年から2012年にかけても核開発などに関わっていた研究者らが殺害される事件が相次ぎ、イラン当局は一連の事件について「核開発の妨害を狙った工作員による犯行だ」としてイスラエルアメリカの関与を主張しました。

世界がイスラエルの大量虐殺と度重なる国際テロ行為および侵略行為を黙って見守る中、ネタニヤフ首相は、まさにペゼシュキアン大統領が就任式でイラン、地域、そして世界の人々に平和、平穏、共感を求めるよう訴えた通り、地域と世界を破滅の瀬戸際に追い込んでいる。

米国とEUは、ネタニヤフの生存は死と破滅にかかっていることを今頃になって理解しているはずだ。

イスマイル・ハニヤ氏は、イスラエルの占領からのパレスチナ人民の解放を粘り強く推進した人物です。このゲストの卑劣な暗殺は、私たちの領土を守り、パレスチナ人民の自由を求める戦いを支援するという私たちの決意をさらに強めることでしょう。

西側諸国は、ネタニヤフの狂気を擁護するのをやめ、世界と共に彼の自殺的な混乱を終わらせるべき時が来ている。

🇹🇷🦃 エルドアンローマ法王に電話し、オリンピック開会式で示された不名誉に対する批判をローマ法王と共有すると述べた。

🗣️キリスト教とすべてのキリスト教徒に対する不道徳を彼と共有する。オリンピックは人間性を破壊しようとするものだ。
家族を堕落させ何世代にもわたる安全と生存を脅かす倒錯の道具となっている」とエルドアンは語った。🐸

レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラは31日、イスラエル軍が殺害したと主張するヒズボラのフアド・シュクル司令官について、イスラエル軍が攻撃したベイルート南部郊外の建物の内部に司令官がいたことは認めたが、その生死は確認しなかった。

イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルート空爆し、シュクル司令官を殺害したと発表した。27日に起きたゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復としている。

周辺国の治安当局高官も、司令官が空爆で負った傷が原因で死亡したと確認した。

ヒズボラの発表によると、イスラエルヒズボラの拠点があるベイルート南部郊外で住宅建物を攻撃。「多数の市民」が死亡し、負傷者も出たとした。

シュクル司令官は「当時この建物にいた」が、生死についてはまだ確定的な情報を待っているところだという。

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・296日目①)