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イスラエルのサール外相は18日、パレスチナ自治区ガザにおける停戦合意の第2段階についてイスラム組織ハマスと間接協議を開始すると明らかにした。

ハマスの副代表を務めるハリル・アル・ハイヤ氏は、生存する人質6人を22日に解放すると発表した。子ども2人を含む死亡した人質4人の遺体も20日に引き渡すとした。テレビ演説で明らかにした。

イスラエル首相官邸も、拘束されている人質の解放期日を早めることでハマスと合意したと確認。ハマスは当初3人の解放を予定していたが、6人になるという。20日には死亡した人質4人の遺体が返還され、来週さらに4人の遺体が引き渡されるとした。

停戦合意の第2段階に関する協議は4日に開始される予定だったが、仲介国カタールによると、まだ正式に始まっていない。

サール外相はエルサレムで開いた記者会見で「(協議は)今週行われる」と述べた。
停戦合意の第1段階では戦闘を42日間停止し、ハマスが人質33人を、イスラエルも拘束している数百人のパレスチナ人を解放することになっている。ハマスはこれまでに人質19人を解放している。

ただ、残る人質64人の解放を目指す第2段階の交渉は、戦後のガザ管理など、双方に大きな隔たりがある問題も絡むことから、難航が予想される。

サール氏は「ハマスや他のテロ組織がガザに存在し続けることは受け入れない」と述べた。同時に、協議が建設的ならイスラエルは対話を続け、停戦を延長する可能性があるとも言及した。

パレスチナガザ地区イスラエルイスラム組織ハマスとの間の6週間の停戦が始まってから19日で1か月となります。
これまでのところ停戦は維持されていますが、恒久的な停戦を目指す次の段階に向けた協議は本格的に始まっておらず、予断を許さない状況が続いています。

先月19日に始まったイスラエルハマスとの間の6週間の停戦合意では、ハマスイスラエル人の人質のうち、33人を段階的に解放することになっていて、これまでに19人が解放されています。

停戦期間に入って1か月になるのを前にハマスは18日、今後、20日に人質4人の遺体を返還し、22日には新たに人質6人を解放すると発表しました。

ただ、恒久的な停戦と残る人質の解放を目指す停戦の第2段階に向けた協議は本格的に始まっておらずハマスイスラエルが協議を先延ばしにしている」と非難しただちに協議を始めるよう求めています。

仲介国カタールの外務省報道官は18日の会見で「協議はまだ始まっていないができるだけ早く開始するよう働きかけている」と述べました。

イスラエル側は協議は近く始まるとしているものの、合意した停戦期間は残り1週間あまりとなっていて、恒久的な停戦が実現するかは予断を許さない状況が続いています。

ガザ地区 92%の住宅が被害 多くの住民がテントで生活

先月19日に6週間の停戦期間に入ったパレスチナガザ地区では人道支援物資の搬入が増え、深刻な食料不足は改善する傾向にあります。

イスラエル当局の発表では、2月15日時点で停戦が始まってからおよそ1万7000台のトラックがガザ地区に入ったということです。

一方で、イスラム組織ハマスは住民のための仮設住宅や、建設用大型機械の搬入をイスラエル側が認めず、合意に違反しているとして反発してきました。

仮設住宅の搬入などは近く始まる見通しですが、国連によりますとガザ地区では92%の住宅が戦闘による被害を受けていて、自宅を失った多くの住民はいまもテントなどでの生活を強いられています。

このうちアフメド・ハビルさん(33)は戦闘が始まった2023年10月以降ガザ地区の中部や南部を転々としながら避難生活を続け、1月、停戦が実現したことでもともと住んでいた北部に戻りました。

しかし、住んでいた地域はイスラエル軍の激しい攻撃を受け、ハビルさんの自宅も跡形もなく破壊されていました。

このため、ハビルさんは自宅から離れた住宅街のはずれにテントを張って妻と2人の娘と避難生活を送っています。

ハビルさんはテントでの生活について「強風の日はテントが飛ばされそうで心配です。2人の娘を両手で抱えるほどです。厳しい寒さから子どもたちを守るためにも身を守る場所が必要です」と話していました。

また、自宅やその周辺はがれきの山となっていて「がれきを撤去し自宅に戻るためにブルドーザーが必要です。路上や人の土地で避難生活を続けることはできません」と訴えていました。

さらに、第1段階の6週間の停戦が3月1日に期限を迎えることについて「戦闘が再開されないかとても不安です。これだけつらい思いをしてきたのに、再び同じことに耐えられる気がしません」と述べて、第2段階となる恒久的な停戦の実現を訴えていました。

イスラエルのサール外相は18日、パレスチナ自治区ガザにおける停戦合意の第2段階についてイスラム組織ハマスと間接協議を開始すると明らかにした。

ハマスの副代表を務めるハリル・アル・ハイヤ氏は、生存する人質6人を22日に解放すると発表した。子ども2人を含む死亡した人質4人の遺体も20日に引き渡すとした。テレビ演説で明らかにした。

イスラエル首相官邸も、拘束されている人質の解放期日を早めることでハマスと合意したと確認。ハマスは当初3人の解放を予定していたが、6人になるという。20日には死亡した人質4人の遺体が返還され、来週さらに4人の遺体が引き渡されるとした。

停戦合意の第2段階に関する協議は4日に開始される予定だったが、仲介国カタールによると、まだ正式に始まっていない。

サール外相はエルサレムで開いた記者会見で「(協議は)今週行われる」と述べた。

停戦合意の第1段階では戦闘を42日間停止し、ハマスが人質33人を、イスラエルも拘束している数百人のパレスチナ人を解放することになっている。ハマスはこれまでに人質19人を解放している。

ただ、残る人質64人の解放を目指す第2段階の交渉は、戦後のガザ管理など、双方に大きな隔たりがある問題も絡むことから、難航が予想される。

サール氏はハマスや他のテロ組織がガザに存在し続けることは受け入れない」と述べた。同時に、協議が建設的ならイスラエルは対話を続け、停戦を延長する可能性があるとも言及した。

イスラム組織ハマスイスラエルとの停戦の第2段階において、「恒久的な停戦」とパレスチナ自治区ガザからのイスラエル完全撤退に向け、収容されているパレスチナ人の釈放と引き換えに残る人質全員を解放する用意があると表明した。

  イスラエルの安全保障内閣がガザの統治・軍事勢力としてのハマスの排除を戦争目標に掲げる中で、ハマスは恒久停戦とイスラエル軍のガザ撤退という長年の要求については譲らない構えだ。

  ハマスの報道官ハゼム・カシム氏は通信アプリ「テレグラム」に、ハマスはガザからの追放や武装解除を拒否すると投稿。ガザの将来に関するいかなる取り決めも人々の総意に基づくものになると指摘した。

  カシム氏はハマスをガザから追放するというイスラエルの目標は「愚かな心理戦」だと主張。同氏は17日、ガザの人々の利益に資するのであれば、ハマスは戦争終結後にガザの統治を譲る用意があると述べていた。

  ハマスは18日、6人の人質を22日に解放すると発表した。当初の計画では今後2週間に解放するとしていた。カシム氏はこの決定について、停戦協議の仲介国に応えたものだと説明した。

  イスラエルのサール外相は当初合意していた6週間の停戦を延長し、ハマスが拘束している残りの人質解放に向けた協議を数日中に開始すると記者団に18日語った。

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原題:Hamas Offers to Free All Hostages for Israel’s Gaza Withdrawal(抜粋)

エジプトのシシ大統領が19日にサウジアラビアの首都リヤドを訪問し、イスラエルイスラム組織ハマスとの戦闘で破壊されたパレスチナ自治区ガザの復興計画を協議すると、エジプトの治安当局筋が明らかにした。アラブ諸国が最大で200億ドルを拠出する可能性があるという。

トランプ米大統領は先に、米国の管理下でガザを再開発し、パレスチナ人を移住させる案を示したが、今回の協議はトランプ案に対抗する狙いがあるとみられる。

協議にはサウジ、エジプトのほか、ヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールが出席し、3月4日にカイロで開催されるアラブ首脳会議で発表する見込みという。

また21日には、ヨルダン、エジプト、UAE、カタールを含むアラブ諸国首脳の会合もサウジで開かれる予定。

エジプトやヨルダンはトランプ氏の計画を拒否しており、中東地域を大きく不安定化させるとの見方が多い。

アラブ案は大半がエジプトの計画に基づいており、ハマスが関与しない形でガザを統治するパレスチナ全国委員会の設立と、パレスチナ人を移住させずに国際社会が復興に参加する内容などが含まれている。

#中東(250219)

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