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【「わかる」と「解ける」の相互関係】
司法試験対策における「わかる」と「解ける」という二つの概念は、単に知識を習得する過程と問題を処理する能力として区別されがちですが、実際には密接に関係し、相互に作用するものです

以下に、その関係を「わかる」から「解ける」、「解く」から「わかる」という双方向的な視点から説明します

1. 「わかる」から「解ける」へ
まず、「わかる」とは、条文の趣旨や判例の意義、学説の構造を理解し、法的知識が自分の中に整理されている状態を指します
しかし、司法試験では「知っている」だけではなく、それを使って具体的な問題を「解く」力が求められます
すなわち、「わかる」ことが「解ける」ための前提であり、「理解」がなければ問題の正確な分析や法的構成、適切な論証ができません

例:
憲法の「表現の自由」の趣旨や制限の枠組みを理解(=わかる)していなければ、ある表現行為に対する規制の合憲性を論じる問題(=解く)で正しい論述はできません

2. 「解く」から「わかる」へ
一方で、実際に問題を「解く」ことで、自分の理解の不十分さや誤解していた点に気づき、より深く「わかる」ようになります
問題演習を通じて、「あれ?ここの要件は何だったっけ?」「あの判例の射程ってここまでおよぶのか?」といった疑問や発見が生まれます

この過程で知識が具体化され、論述の中で使える知識へと変化し、「腑に落ちる」理解に至ります。つまり、実践を通じて知識が意味づけられ、「わかる」力が質的に高まるのです

3. 相互作用としての「わかる」と「解ける」
司法試験対策は、「わかる」→「解ける」→「もっとわかる」→「さらに解ける」というサイクルを繰り返すことが極めて重要です
知識をインプットする学習と、それをアウトプットする演習を行き来しながら、理解と応用力を高めていく学習が求められます

このサイクルを意識して学習することで、単なる知識の暗記ではなく、法的思考力を伴った「使える知識」へと昇華させることができます

司法試験における「わかる」と「解ける」は一方向的な関係ではなく、往復しながら成長する循環的関係にあります

この相互関係を意識した学習こそが、合格への近道といえるでしょう

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