【「過去問「を」学ぶ」から、「過去問「で」学ぶ」へ】
— 高野泰衡@加藤ゼミナール・司法試験予備試験講師 (@YasuhiraTakano) August 21, 2025
司法試験や予備試験の学習において、過去問による対策は欠かせないものです。
しかし、ここで大切なのは「過去問を学ぶ」のか、それとも「過去問で学ぶ」のか、という姿勢の違いです。
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【「過去問「を」学ぶ」から、「過去問「で」学ぶ」へ】
司法試験や予備試験の学習において、過去問による対策は欠かせないものです。
しかし、ここで大切なのは「過去問を学ぶ」のか、それとも「過去問で学ぶ」のか、という姿勢の違いです。◾️過去問「を」学ぶとは
出題された問題について、必要な知識や論点、事実評価やあてはめ方を、そのまま個別知識として覚えるやり方です。
一見役立ちそうに思えますが、これは汎用性がなく、応用が効かないという弱点を抱えています。過去問を「暗記素材」として扱ってしまうと、本試験の初見問題に対応できなくなってしまうのです。◾️過去問「で」学ぶとは
一方で「過去問で学ぶ」というのは、過去問を通じて試験全般に通用する“思考の型”を身につけることを意味します。
具体的には、次のような力を磨くことができます。
問題文から:出題のされ方を学ぶ
答案例から:問題分析の仕方、事実の拾い方、問題解決のすじ道の立て方、事実評価やあてはめの方法を学ぶつまり、過去問は「知識を確認する道具」ではなく「思考の訓練の場」なのです。
◾️抽象化された「規範」をつかむ
複数の過去問を検討していくと、やがて見えてくるものがあります。
それは、合格答案作成のための抽象的な“規範”です。ここでいう「規範」とは、個別の知識ではなく、論文試験に共通する問題分析や思考の枠組みのこと。
個別事例にこの「規範」を適用することで、合格答案を生み出すことができるのです。◾️まとめ
過去問「で」学ぶとは、単なる知識の蓄積ではなく、論文試験全般に通じる思考の型を抽出し、それを実際に適用するトレーニングです。
ぜひこの意識を持って過去問に取り組んでみてください。そうすれば、過去問は「暗記の対象」から「合格に直結する最良の教材」へと姿を変えるはずです。
#勉強法