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大規模な災害が発生したときに避難所の通信環境をいち早く整えようと、大手通信各社は、担当するエリアを事前に決めて、無料のWi-Fiスポットを設置するなど、連携して復旧作業にあたることになりました。災害時には契約する会社にかかわらず、避難所でインターネットや電話が使えるようになるということです。

NTTグループKDDIソフトバンク、それに楽天モバイルの各社は、22日共同で記者会見を開き、大規模な災害が発生したときに避難所の支援で連携していくことを発表しました。

これまで各社は、災害時に通信設備が被害を受けた場合、個別に復旧作業にあたってきましたが、人手が足りないなどの理由で避難所によっては復旧が遅れるケースもあったということです。

このため各社は、効率的に復旧作業を行うため、担当するエリアを事前に決めて、いち早く避難所の通信環境を確保したいとしています。

避難所では携帯電話の充電サービスのほか、Wi-Fiスポットを設置したり、衛星電話を貸し出したりすることにしていて、避難している人は契約する会社にかかわらず、無料で使えるようになるということです。

NTTの倉内努災害対策室長は、「災害時に速やかに運用できることが重要だと思う。今後、事業者間での訓練も実施していきたい」と話していました。

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