イングランド銀行(BOE)の量的緩和(QE)は、長期的な視点で考えれば納税者に負担は及ばない可能性は低い。同中銀が新たな分析で見解を示した。QEにより国債発行の利回りが低下し、数百億ポンド相当を節約できているからだという。 https://t.co/MWiEHQ1xRT
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英中銀の量的緩和、利益が巨額損失をほぼ埋め合わせ https://t.co/PqCM0wR6Cc https://t.co/PqCM0wR6Cc
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英イングランド銀行(中央銀行、BOE)は11日、量的緩和(QE)に伴う英国債の購入で得た大幅な利益が、その後の資産保有から生じた巨額の損失をほぼ埋め合わせていると発表した。
英中銀はQEで直接生じた純累計損失に関して算出した標準的な推計を更新し、今後の金利動向によって600億ポンド(約805億ドル)から1200億ポンドの範囲になるとした。8月時点の推計はこの損失額を550億ポンドから1150億ポンドと見積もっていた。
新たな分析によると、2009年から21年にかけて実施されたQEは現在、引き締めに転換する過程にあるが、英政府がより安価に国債を発行できるという追加的な利益をもたらしたという。
英中銀は国債発行コストの低下が500億ポンドから1250億ポンドの財政的節約につながり、QEの直接的なコストをほぼ完全に埋め合わせたと述べた。また、この分析はQEに伴う経済や税収に対する押し上げ効果を盛り込んでいない。
英中銀はこれまでにQEの目的が2%のインフレ目標の達成であって、国家の資金調達を支援する意図がなかったと述べていた。
英中銀は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)時に景気刺激策として英国債を購入し、購入総額が8750億ポンドに達した。現在は金利が大幅に上昇し、債券価格が購入時の予想よりも低下しているため巨額損失を計上している。
英中銀は英国債を売却しつつ償還期限を迎えることで保有額を縮小する「量的引き締め(QT)」を進めており、このために一部の損失が前倒しで表面化している。
BBCニュース - 英与党でスターマー首相下ろしの動き 「首相は対抗する」と支持者ら https://t.co/jHeIdfbLcV
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英保健相、スターマー首相降ろし否定 英国債・ポンド下落 https://t.co/xti4R9HRFp https://t.co/xti4R9HRFp
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英国のストリーティング保健相は、自身がスターマー首相降ろしを企てているとの一部報道を否定した。
これに先立ち、首相陣営の複数の関係者は国内紙に対し、今月の予算案発表後にクーデターが起きる恐れがあると語っていた。
スターマー氏は2024年の総選挙で労働党を歴史的勝利に導いたが、現在は世論調査で支持を失っており、公約に反して所得税を増税するとみられている。
12日の複数の国内メディアによると、首相陣営の関係者は、スターマー氏が自身に対するいかなる挑戦にも立ち向かうと発言。スターマー氏の後任候補としてストリーティング氏やマフムード内相の名前が挙げられている。
ストリーティング氏はBBCラジオで「その報道は完全に事実無根だ」と発言。スカイニュースにも「私は首相の辞任を求めない。私は首相を支持している」と述べた。
12日の英国債価格は下落。米国債やドイツ国債をアンダーパフォームしている。ポンドも対ドルで約0.3セント下落した。
市場ストラテジストは、スターマー氏が首相の座を退けば、より左派寄りの候補が後任となり、政府の借入拡大につながるとの懸念が浮上していると指摘した。
#イギリス(251112)