2007-12-21 ■ 歴史 政治 教育 歴史 政治 教育 【正論】文芸批評家 都留文科大学教授・新保祐司 半鐘は鳴りつづけている 文化の状況を見渡すと、精神の「内」から湧(わ)きあがってくるようなエネルギーが感じられない。老若男女を問わず、真に若々しいところがない。子供までが小賢(こざか)しくなっている。 道徳の崩壊や学力の低下も、起因するところは結局、この精神の「内発性」の衰弱であろう。