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2008年を斬る:ニッポン再設計、待ったなし

1つは「壊す改革」から「組み立てる改革」への転換ができないことだ。

もう1つは、改革の結果として「目指すべき日本の姿」について合意を得る努力を怠り、すべてを競争原理で語ろうとしたことだ。

改革への逆風が強いのは、そのすべてに競争が持ち込まれ、その大部分が敗者になり始めたからだ。共生の社会は日本の伝統の社会だが、国に依存し、保護される仕組みだとすれば持続性はなく、衰退するしかない。その自立と経営をどう実現するのかが問われているのである。

ただ、競争社会と異なるのは、それらが利益のためではなく、個人が公(おおやけ)を自ら担うために「つながる」という点である。この変化は約束されたものではなく、個人が行動することで広がるものであり、それは人間の生き方を問う変化でもある。