2008-11-23 ■ 政治 政治 読む政治:解散権封じられた首相 政策より政権維持(その1) 臨時国会への提出に未練を残す首相に、細田、大島両氏は「小沢代表は信用できません。選挙にさえ持ち込めればいいのだから、何でもしてきますよ」と先送りを進言した。民主党に攻め込まれ、衆院解散含みの展開になることを細田氏らは恐れていた。 自民党幹部は「首相はこの場で腹を固めた」と証言する。2次補正提出の先送りを受け入れた首相は、同時に党執行部によって衆院の解散権を封じられた。 解散権封じられた首相 政策より政権維持(その2止) 真の理由は国会対策と政局判断にある。 2次補正をめぐって、政策より政権維持という自民党の姿勢があらわになってきた。