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茂木健一郎の「超一流の仕事脳」制約と謙虚さが生み出したオリジナリティ

「お金が無かったから」

そのため、一番手近な海である東京・お台場に潜り、そこで大きなテーマを見つけてしまった。制約があるなかで、自分がテーマを追いかけていたからこそ、そこでオリジナリティのあるものに出会うことができた。

　個人の力で制御できないものと向き合いながら、そこで幸運な一瞬に出逢うために中村さんは徹底した準備をする。

　19世紀フランスの数学者ポアンカレの「偶然はそれを受け入れる準備ができた精神にのみ訪れる」という言葉がある。

偶然の幸運は大事だけれど、それを単なる偶然だとしか捉えてない人には決して訪れない。

作品が自分を離れて流通していき、もはや誰が作ったのかも分からない状態になってしまったとしても、それはそれでいいのだと言う。