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遙 洋子の「男の勘違い、女のすれ違い」仕事ができないのには理由がある

　でも、私もそこから仕事を始めたのだとしたら、それが仕事以前の問題であることや、働く姿勢そのものがなってなかったことを知るのに20年以上かかったとも言える。

　私は知っている。

　自分が誰かを怒って、自分には何の得もないことを。だから仕事ができない女性に出会うと、ただひたすらに忍の一字で辛抱する。

　仕事のできなさには、環境がある。

　それをかわいいと思う男性目線と、怒ったら損という女性目線だ。

　つまりは、私も共犯だ。