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経営の変革迫られる時代 企業にも政権交代を!

 そう、別にすごいことをやっているのではない。単にマニフェストで国民に約束したことをできるだけ実行に移そうとして、官僚や財界、マスコミなどあらゆるところと摩擦を起こしているだけ。でもマニフェストを実行するという当たり前のことを、当たり前に遂行しようとする姿は政治の世界では新鮮だ。だからこそ高い支持率を維持しているのだろう。

この1カ月の政治を見ていて、「日本もやればできるかもしれない」という希望がふつふつと湧いてきた

真面目に愚直に実行しようとするその姿に、希望の光を感じるのだ。

鳩山内閣の一人ひとりが何かをしようとしている。

何から手をつけていいかわからないほど病んでしまっている日本をどうするのか。半ば呆然としながらも、とりあえずできるところから手をつけていく。そこには予想もしない反発があったり、思ったほど簡単ではないことが判明したり。さぞかし大変ではあろうが、それでも前に向かって進んでいく閣僚の姿は、近ごろ忘れていた政治への期待というものを呼び起こしてくれる。

 政治の面白いところは、政治が変わると単に政策が変わるだけでなく、国民の意識、世論の雰囲気の変化も起こすところにある。政治が沈滞しているときは国民の意識も沈むし、政治が活発な時は国民意識も高揚する。政治に変化が起こった時には、社会の変化、そして企業の変化も起こりやすいように思う。

 多くの企業で、「本当はこれくらいのビジネスになっているはずなのに」とか、「本当はこんなことやっていてはダメなのに」ということが平気でまかりとおっている。経営陣ですら、「わかってはいるんだけど」とか、「なかなか変えられなくて」というのが普通。典型的なのが日本航空だ。


 みんなわかっている。パイロットのみならず、地上職も含めて従業員の給料が高いし、燃料効率の低い機材も多い。不採算路線が多数。このままでやっていけるわけがないのは明白だったのに手をつけられないできた。まるで今までの日本の政治と同じ状況ではないだろうか。

 経験が浅くても、やる気があって愚直に変化を起こそうとする人たちのエネルギーが企業変革には何より必要でしょう。そちらのほうがリスクは相当低いのではないでしょうか。