最近、派遣業界の方々とお話しする機会が多いのですが、一つ思うのは、派遣業界がもっぱら規制緩和論者、市場原理主義者と思われているような人々ばかりとつきあい、その流れの勢いに乗ることで事業の拡大を図ることに急で、労働者保護を真剣に考える人々と真摯な対話の努力をすることを怠ってきたことが、今現在のこの状況を招く遠因になっているのではないかということです。
風向きが変われば、今まで役に立ってきたイデオローグは却って派遣業界の極悪さの証明にしかなりません。
派遣業界の発展のために何がなされるべきであったのかを考えるヒントは、日本と同じようにかつては派遣事業の禁止から出発して、今では労働市場メカニズムとして確立するに至っているヨーロッパの派遣業界の活動に求めるべきでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080919#1221819336
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081120#1227165544