これこそが今日の先進社会の知識層（政策担当者や研究者）が共有している政策思想なのであって、これを成長戦略がないなどと小馬鹿にしてみせるのが自分の頭のよい証拠だと思いこんでいるような井の中の蛙は笑いものにされます。
「成長戦略がない」とか「パイを大きくしてから」とかいうのは、共産主義が生産よりも分配を重視して規制でがんじがらめにして経済が停滞したことから、「規制を緩和せよ」そうすれば経済は活性化してうまくいく、と考えるからなのだが、それだけじゃ「根枯れ」になるし、そもそも我々は金融的成功のために生きているわけではない。
