「戦後最大の粉飾決算事件といわれた旧長銀事件を立件にこぎつけたことが評価され、佐久間氏は法務・検察の各主要ポストを歴任、在米大使館書記官も経験するなど順調に“赤レンガ派の超エリート街道”を歩んできました。
特捜部長に就任した途端、出世のきっかけとなった事件が最高裁で覆されてしまうとは、さぞかし不名誉なことだったでしょう」(東京地検事情通)
こんな人物が特捜部トップに上り詰めたのは、ひとえに上司の覚えがめでたかったからだ。特に東京地検トップの岩村修二検事正の“引き”が強いといわれている。
小沢氏に対する強引な捜査の背景には、汚名返上を期す佐久間氏の「私情」が見え隠れする。
小沢氏が田中角栄首相のロッキード裁判を一度も欠かすことなく傍聴したことは有名ですが、彼は法務、検察当局の手の内も熟知しています」(民主党関係者)。その上、スキャンダルで失脚した元東京高検検事長の則定衛弁護士がアドバイスしていて、守りは固めているとしている。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100114#1263479527
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100114#1263472512