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“検察のツラ汚し”扱いの特捜部長をクビにしない検察の「論理」

宗像氏は<ゼネコン側を先に調べ、全容についての供述を得るのが筋だが、今回は小沢氏側に強制捜査をかけてからゼネコン側の大々的な家宅捜索を実施した。順番が違う>と指摘。
石川議員の逮捕についても<わざわざ逮捕する必要性は低かった>と疑問視し、今回の捜査を<実質的に特捜部側の敗北>と結論づけた。

小沢の不起訴処分当日にTBS「THE NEWS」で「これだけ、あっちこっち捜査しても何も証拠がなかったのだから、いくらやっても同じ。(捜査は)終わりだ」と唖然とした様子で語ったのは、同じく元特捜部長の石川達紘弁護士(70)。大蔵省スキャンダルなどの捜査を指揮した“現場派”の大物OBで、「(国会直前となった)捜査タイミングが悪い。意図的と言われてもしようがない」と、かつての部下たちに苦言を呈していた。

しかし、検察内部でも肩身の狭い思いをしているかと思えば、むしろ逆だ。
「検察組織には『10年先の人事まで決まっている』という不文律があります。佐久間氏がヘタに責任を取って辞任でもしたら、人事が狂ってしまう。この内輪の論理がまかり通り、佐久間氏は不問に付されそうです。そればかりか“よくぞ小沢氏の不透明なカネの出入りをあぶり出した”と評価する声すら上がっています」(検察事情通)