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田原総一朗 悲観するな、「坂の上の雲」の中で迷う日本

 今、意見は二つに分かれている。


 さらに上へ行こうという意見は、自民党経団連に代表されるような大企業だ。あるいは、ざっくりと言えば「勝間和代」さんだろうか。一方の足元を見直そうというのは民主党、あるいは香山リカさんだろう。内田樹さんも著書『日本辺境論』で、足元を見直そうといったことを書いている。

 足元には、見直すべき問題が山積している。


 一つは環境問題だ。二酸化炭素などの影響で地球の温暖化が進み、このまま行けば人間の生活や生態系に大きな被害をもたらすと言われている。また、社会のあらゆる場面で競争が激しくなったため、勝者と敗者の格差の問題が大きくなってきた。さらには、介護、医療、福祉の問題がある。健康なときには考えないだろうが、病気になれば深刻になる。


 雲を突き破っていくのか。足元を見直すのか。さて、どちらがいいか。

 そんな時代の中で、幸せとは何だろう。それを考え追求していくのが、これからの日本の大きな課題であり、それを背負っていくのが新成人の世代なのである。これから価値観は大きく変わっていくだろう。うまくいけば、新しい価値観、新しい幸せの求め方を見つけ出し、彼らが日本から世界へ発信するようになる。

 私は12日、鳩山由紀夫首相と1時間ほど面談した。新しい幸せとは何かをこれから政治家が国民と一緒に考えていかなくてはいけない、と鳩山さんに述べた。私たちは若者と一緒に考え、構築していくことが必要なのだ。

 だがテレビや新聞などのメディアが、そういった面白いことには触れない。発表情報ばかり垂れ流している。

小沢さんは今、余裕しゃくしゃくだ。一方の東京地検特捜部は必死だ。

 マスメディアはこうした情報をなかなか伝えない。発表情報ばかりで、「実は、これは……」と深く掘り下げた情報がない。新しい時代を切り開くには、表層的な情報など何の役にも立たないのである。


 「実は、これは……」と考えを進めれば、その先に大きな選択肢を見つけられ、この面白い時代を乗り切るためのアイデアが浮かんでくる。決して悲観することはない。雲の上に出るのか。下へ出るのか。日本は、今後、どちらへ進んだらいいのか。国民はもっと考え、議論すべきだ。


 悲観論に走る前に、もっと目を開かなくてはならない。私たちは今、そういう時代にいる。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090920#1253436684勝間和代香山リカ
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100115#1263522002内田樹


「足元」というのは例えばこういうの。
  ↓
おかしな街
自衛隊」が問題にされてるのが「左翼」で嫌というなら、そこは割り引いて読めばいい。


間を釣り上げるのが「政」で、正しいのは「中」。
だから、二大政党制で政権交代を繰り返す必要がある。


http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090419#1240136218
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100104#1262558769