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JALを食い物にしてきた「歴代天下り官僚」の実名公表

「初代は日銀副総裁、2代航空庁長官、3代運輸事務次官、5代総務事務次官です。5代目は社長を退いた後に代表権をもつ副会長、会長として1997年までJALに籍を置いていた。天下り官僚が40年を優に越す期間JALを支配してきたのです。この間に、親方日の丸という悪しき伝統が培われてきたと理解しています」

「出身官庁を見ただけで、航空行政の素人だと分かる。こんな人たちが経営していたのだから、JALがうまくいくはずがありません。彼らがやることは“よきにはからえ”式で、回ってきた書類にハンコを押すだけといわざるをえない」(吉田議員)

昔を知る航空関係者がこう明かす。
「JALは経営陣の役員報酬を公表していませんが、次官・審議官級の官僚が社長・副社長に就くと、年間3000万〜4000万円、退職金は在任期間によって違いますが、およそ5億円。取締役クラスは2000万〜3000万円で退職金は1億円くらいだったといわれています。交際費も凄かった。バブル時代はひと月200万〜300万円は自由に使えたそうです」