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自民党の液状化は止まらない

アメリカのソ連封じ込め戦略」は日本が共産圏に対抗出来るよう経済発展を促したが、1971年のニクソン・ショックで様相は一変する。アメリカは日本の輸出に有利な1ドル360円の固定為替レートを撤廃し、日本の頭越しに共産国家中国と手を結んだ。アメリカにとって日本の戦略的価値は低下した。アメリカは沖縄返還の見返りに繊維製品の輸出規制を要求し、それを皮切りに農産品、自動車、半導体など次々に貿易戦争を仕掛けてきた。

90年、冷戦とバブルが同時に崩壊して本格的な失速が始まる。

 しかししがらみの自民党構造転換は図れない。村山、橋本、小渕、森と続く政権は失速を更に加速させた。どん詰まりで登場したのが小泉総理である。

未熟な政治家は小泉政治を見て、メディアを操り世論の支持率を上げることが政治だと錯覚する。

それが自民党支持層の生活基盤を直撃した。

そこに「政治は国民の生活が第一」を掲げる民主党が登場する。

そして自民党には国民から熱狂された甘美な思い出が今も脳裏に焼き付いている。だからメディアを意識したパフォーマンスにすぐ目が向く。

しかしこの国の新聞とテレビは全社揃って間違う事が良くある。

戦後アメリカ合衆国史:トルーマン政権の対ソ戦略

アメリカ外交50年 (岩波現代文庫)

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