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小沢幹事長 前原大臣を痛烈批判

しかし、これまで小沢一郎は、どんなに自分が批判されても、決して他人を批判しなかった。

小沢グループは、前原大臣にカンカンになっています。前原大臣が連休中、記者とのオフレコ懇談で、鳩山首相小沢幹事長の悪口を言いまくっていたからです。『首相は普天間問題で責任を取ることになると思う』と退陣勧告までしている。小沢周辺は『なに様のつもりだ』と、いきり立ち、連休明けの10日にも“前原発言”を問題にするつもりだった。小沢側近は、小沢一郎に対しても『このまま前原の勝手を許すのですか』と不満を強めていた。どうやら小沢一郎が突然、前原批判をしたのは、自分が一言、言っておかないと、周囲が暴発しかねないと考えたからのようです。一種のガス抜き。実際、小沢幹事長が前原批判をしたことで、小沢グループの怒りも多少、沈静化しています」(民主党関係者)

小沢軍団が激怒しているのは、小沢幹事長が一度、前原大臣に助け舟を出して救ってやったのに相変わらず小沢批判を繰り返しているからだ。

「高速道路の料金制度の見直しで大モメになった時のことです。前原大臣が『実質値上げ』を打ち出し、これに民主党議員が『選挙で無料と言ったのに値上げではウソをついたことになる』と大騒ぎになった。150人規模で『値上げ阻止議員連盟』を設立して、前原大臣をつるし上げるつもりだった。あのまま議員連盟が誕生していたら、前原大臣は潰されていたはず。それを聞きつけた小沢幹事長が、直前に官邸に乗り込み『見直し』を撤回させたのです。結果的に、小沢幹事長が“ちゃぶ台”を引っくり返した格好になり、悪者になった。でも、本当は前原大臣は小沢幹事長に救われたようなものです」(小沢グループ関係者)

オフレコ懇談で鳩山首相に「退陣勧告」をしていたことがバレた前原大臣は、帰国後、大慌てで官邸まで出向き、手のひらを返したように「閣僚は全員一致して首相を支えるべきだ」言い繕ったが、鳩山首相も不信感を強めているらしい。