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小沢「勝算あり」面接・電話…“説得部隊”全国へ派遣

 「福田赳夫首相と大平正芳幹事長が激突した1978年の自民党総裁選と雰囲気が似ている。前評判では『福田氏優勢』だったが、フタを開けてみると大平氏が圧勝した。あの逆転劇を演出したのが、小沢氏の『政界の師』田中角栄元首相だったのも気になる」

 こうした中、注目されるのが「菅首相がリード」とされる党員・サポーター票の行方だ。冒頭で触れた78年の自民党総裁選で、党員・党友票で意外な結果が出たためだ。


 この総裁選は、再選を目指す福田赳夫首相に、大平正芳幹事長と中曽根康弘総務会長、河本敏夫通産相の3氏が挑む構図で、「派閥解消」を目指して党員・党友投票による自民党総裁予備選挙が初めて導入された。


 福田氏は国民的人気が高く、報道各社の調査でも「福田首相が圧倒的優勢」という結果が出ていたが、大平氏は、盟友・田中角栄氏率いる田中派とともに大掛かりな集票作戦を展開、福田氏を大差で破ったのである。福田氏は「天の声(民の声)にも変な声がたまにはある」という言葉を残して首相の座を去った。


 小沢氏は当時、3回生で、田中派の実動部隊として集票活動の最前線に立っていた。その教訓からか、党内150人の小沢グループは早くから党員・サポーターの獲得に動き、今年5月の締め切りまでノルマを課して集めていたという。