https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

【金曜討論】尖閣諸島沖衝突事件 宮家邦彦氏 石平氏

 「大失敗だろう。中国は政治交渉において、『百戦錬磨のプロ中のプロ』だ。その国にタンカを切って闘う姿勢を見せたのなら、やはり勝たねばならない。一方、勝つ見込みがないのなら最初から闘うべきではない。日本政府はその判断がついていなかったし、準備もしていなかった。つまり国際的なケンカの経験のない人(民主党政権)が、中途半端なシロウトの闘いをして腰砕けとなり、惨敗を喫したということではないか」

 「外交的には、『(日本は)圧力をかければすぐに降りる国』『一緒に中国と闘ってくれない頼りにならない国』という印象を国際社会に与えてしまった。内政面の問題は、政治が政治決断をせず、その政治責任を官僚組織(検察)に負わせたことだ。その上、所掌外の外交判断までさせている。これではお話にならない。統治以前の問題だ」

 「ここまできたら中国側は降りられない。降りたら(指導部は)失脚だろう。これまで何とか自制してきた領土問題で爆発したのは初めてのことであり“パンドラの箱”を開けてしまったからだ」