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G7 中国の埋め立てなどに強く反対で一致 NHKニュース

ドイツ南部のリゾート地エルマウで開かれているG7サミット=先進7か国首脳会議は、日本時間の8日未明のワーキングディナーで、地域情勢や外交政策について討議が行われました。
この中で、安倍総理大臣は、中国の海洋進出を巡って議長を務めるドイツのメルケル首相から発言を促され、「東シナ海南シナ海において緊張を高める動きがある。一方的な現状変更の試みを放置してはならない」と指摘しました。
これを受けて、各国の首脳は、南シナ海での浅瀬の大規模な埋め立てを含む、一方的な行為による現状変更に強く反対し、海洋の自由かつ円滑な利用の重要性を強調することなどで一致しました。
また、ウクライナ情勢を巡って、安倍総理大臣はG7サミットに先立ってウクライナを訪れ、ポロシェンコ大統領と会談したことを紹介したうえで、「ウクライナを失敗した国にしてはならず、G7で連携してウクライナを支援していくべきだ」と述べました。
そして、各国の首脳は、すべての国の主権平等を堅持すること、領土の一体性や政治的な独立、それに国際法を尊重することで一致しました。そのうえで、ウクライナ東部における紛争の外交的解決を見いだす努力を支持し、すべての当事者に対して停戦合意の完全な履行を要請するとともに、停戦合意の完全な履行がないかぎりロシアに対する制裁を続けていくことを確認しました。
さらに各国の首脳は、北朝鮮による核やミサイル開発の継続や拉致問題、それに著しい人権侵害を強く非難することや、イランと欧米など関係6か国による核開発問題の最終合意に向けた努力を支持することで一致しました。
G7サミットは、ワーキングディナーで1日目の日程を終え、2日目は気候変動やテロなどについて意見が交わされる予定で、日本時間の8日夜、首脳宣言を発表して閉幕することになっています。