新グループには約50人が参加の意思を示しているといい、「一新会倶楽部」の名称変更も検討する。
これまでは定期会合もなく、所属もあいまいだった。メンバーの1人は「まず小沢氏を支持する議員で結束し、中間派に支持を広げていく」としている。
小沢グループは、衆院2−4回生からなる「一新会」、衆院1回生による「一新会倶楽部」、旧自由党系のベテラン議員のグループ、参院の小沢支持議員のグループの総称だ。
このうち、一新会倶楽部の中心メンバー約15人は13日、国会内で会合を開き、所属議員を明確にし、小沢氏支持をさらに鮮明にした集団として再結集することを決めた。
一方、「一新会」はこれに先立ち、来週から勉強会をスタートさせることを決め、初回の講師として小沢氏を招くことを検討している。調整がつけば、「一新会倶楽部」や参院議員にも出席を呼びかける方針。
周辺によれば、先の内閣改造・党役員人事の際、小沢氏は側近議員らに「あまり忙しすぎるポストには就くな」と指示し、グループの結束を優先させる意向を示したという。