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フジテレビ「新報道2001」は、小沢一郎元代表が力を注ぐ国家有為の人材養成に目をつぶる欠陥番組だった 

そもそも、小沢一郎元代表が政治資金を「私腹を肥す」ために集め、支出しているわけではないことを押さえて、「政治とカネ」の関係を問題にする必要がある。 

 小沢一郎元代表は、英国の政治制度や選挙制度をモデルにして、日本の改革を目指してきた。政治家志望者に対しては、学生時代から書生として受け入れ、小沢一郎政治塾でも国家有為の人材を養成し、また、全国各地で有望な人物を発掘して、多くを国政壇上に引き上げてきた。
 そのための資金は、小沢一郎元代表が集め、支出してきたのである。当選するまでは、生活費まで面倒を見ている。これは、金持ちしか政治家になれないという日本の政治風土を変えようという壮大な試みなのである。貧乏人の子弟でも政界への道が開かれている。そういう世の中をつくろうとしているのだ。

これに比べて、町村信孝元外相と江田憲司幹事長、北川正恭教授はどうであろう。 

 自民党は、高級官僚政党、社会党は、中級初級官僚政党だった。小沢元代表は、表舞台で「馴れ合い政治」が行われていたのを打破して、高い志がうえに、有為の人材であれば、だれでも政治家になれる政治風土を醸成しようとしているのであり、「総理大臣になりたい」からという理由で政治に励んでいるのではない。「総理大臣になろろう」と思えば、これまでに何度もそのチャンスはあったことを見れば、よくわかる。
 小沢元代表の「政治とカネ」問題を取り上げるなら、この視点から議論しなければ、本質には迫れない。酒池肉林、官房機密費を湯水の如く浪費して、ただ単に「総理大臣の座に居続けたい」という「私利私欲の塊」である菅直人首相とは、根本的に違うのである。