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徹底取材 小沢一郎はいま こう考えている

「菅と仙谷は、もうおしまいだ。何もしなくても、あいつらが転がり落ちて来るのを待つだけでいい。民意も天命も、オレに『総理をやれ』と言っている」

「私たちが、『仙谷さんが最近、解散、解散と騒いでいますが』と水を向けたら、『そうだ。そう言ってるらしいな』とムッとしていました。ある議員が、『でもブラフ(脅し)ですよね』と聞くと、『いや、あいつは本気だ。あいつはバカだから、ホントにやるぞ。バカだからやるぞ』と吐き捨てていました」(新人議員の一人)

「いま選挙をやったら、君ら新人は全滅だ。ここにいる連中は一人も残らない。このままじゃ(民主党はもちろん)自民党だって勝てないし、日本の民主主義が崩壊する。日本の政治がまた漂流してしまう」

「菅君が、こんなに"おぞい"(お粗末だ)とは思わなかった」


 つい最近まで菅政権を応援していた、長老・渡部恒三氏まで、そんなことを言い始めている。

 国民新党亀井静香前郵政・金融担当相も、周囲にこう語っているという。


「地方ではいまや、菅より仙谷に対する批判のほうが凄まじい。菅は、仙谷を切れなければアウトだ」

「永田町では、『2010年12月発足』と日付が入った、『菅直人第2次改造内閣』なる文書が出回っています。官房長官岡田克也氏、空いた党幹事長ポストには細野豪志前幹事長代理を抜擢し、外務大臣には鳩山由紀夫氏などとなっています。一方で、仙谷氏や前原誠司外相、野田佳彦財務相らの名前は消えている。反小沢の中心人物をあえて外した、意味深な内容です」(民主党中堅代議士)

「仙谷氏は"解散カード"をチラつかせていましたが、いま選挙をやったら民主党が大敗することは、さすがに分かっている。現時点で仙谷氏が持つ切り札は、『小沢除名』です。改造もせず、自分も辞めずに通常国会に雪崩れ込み、自民党大島理森副総裁とのパイプを使って、小沢氏の証人喚問を要求させる。小沢氏は当然、拒否しますから、それを口実に離党勧告、さらには除名して追放、という流れです」(仙谷氏周辺)


 ドン詰まりの菅・仙谷両氏に、体裁を繕っている余裕はない。「改造」「除名」と、なりふり構わず強そうな手をチラつかせ、小沢氏が勝負を諦め、降りてくれるのを祈るしかないわけだ。

「先週、福田康夫元首相が、東京で地元の商工会議所の陳情を聞くという機会があったのですが、いつもは民主党への罵詈雑言ばかり並べ立てる福田さんが、今回に限って、民主党批判を一切しませんでした。代わりに、『この閉塞した状況を打破するためには、一定の政治勢力の結集が必要だ』などと、いかにも大連立を念頭に置いた話をしたのです。福田さんは、小沢さんと密会しているという噂がありますが、それを裏付けるかのような発言でした」

「11月に京都で、小沢氏と鳩山氏、そして民主党パトロンである京セラの稲盛和夫名誉会長が会談しました。その席上、稲盛氏は小沢氏に、『菅の次は前原でどうか』と打診したそうです。ただ、その日の小沢氏は首を縦に振らなかった」(財界関係者)

早く自分が首相になりたくて仕方がない前原氏は、9月の代表選の時には小沢氏と組み、自ら出馬するとの情報も流れました。その時は仙谷氏に『少し待て』と説得され、渋々引き下がりましたが、諦めてはいない。現実主義者の小沢氏と、変わり身の早い前原氏のことですから、組めば政権が取れるとなれば、何が起きるか分からない」(全国紙政治部デスク)

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