「マンガ規制条例可決」で表現を殺さないために - 保坂展人のどこどこ日記
マンガ規制条例にマンガ家のみならず、文化・芸術・表現に関わる多くの人が声をあげたのは、「過激な性表現のマンガを子どもたちから遠ざける」ことに反対したのではない。
今回の条例の規定が「著しく曖昧で、監視当局の裁量のままに暴走する恐れがある」ことに、多くの人々の危惧は集中している。
「過激な性表現を子どもたちから遠ざける」だけなら、条文をもっと限定的に絞り込むべきではないか。
この条文を読んで「過激な性表現のマンガ」だけを規制しているという人は、法律(条例)の怖さを知らない。