2011-01-30 ■ 政治 法律 政治 法律 「威信」「名誉」から脱却できない前特捜部長 朝日新聞によると、大坪氏はこう語ったという。 「特捜部長として検察の威信のためだけに努力してきた。検察と闘うのは残念だが、自分の名誉のために闘う」 「検察の威信のためだけ」。思わず出た本音というべきだろう。 つまり、大坪氏にとって、「組織の威信」がなにより大切で、そのためにがんばって仕事をしてきたにもかかわらず、その自分が組織によって葬られようとしているのは理不尽だ、と言いたかったに違いない。