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福島第1原発事故、海外で「スリーマイル島原発の同等以上」との見方広がる

 チェルノブイリ原発の原子炉は「黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉」と呼ばれ、格納容器がなく原子炉が密閉されていないことが特徴だ。このため放射性物質が大量に放出された。


 これに対し福島第1原発が採用する「沸騰水型軽水炉」と、スリーマイル島の「加圧水型軽水炉」の原子炉には格納容器がある。


 ただ、15日には福島第1原発の2号機で、格納容器につながる設備が爆発で損傷を受けた。原発に対する国際社会の目はさらに厳しくなる可能性がある。

日本のテレビと比べものにならないほどシビアなCNN、BBC

「日本は事実秘匿」 イスラエル学者が批判
米メディア、政府・東電の情報公開不手際を非難

 ワシントン・ポスト紙は「日本の当局筋は『原発周辺の放射線の増加は微量』と強調していた。しかし、影響が及ぶ地域は拡大しているる」と指摘。15日も連鎖的に広がった爆発に、CNNテレビは「東電がまたウソをついた」と憤りを隠さない。


 これまで抑制的な報道に努めてきた保守系のウォールストリート・ジャーナル紙も「原子炉格納容器は堅牢(けんろう)で大量の放射能漏れは防いでいる」と強調した当局者の発言に、「今や復旧作業は大きく後退した」とかみついた。


 また、「最悪のシナリオでも、日本は(旧ソ連の)チェルノブイリと同じ状態にはならない」と言い切った枝野幸男官房長官の発言に、多くの米メディアは懐疑のまなざしを向けた。このうちニューヨーク・タイムズ紙は「福島第1原発で起きている問題は、チェルノブイリ以来最も深刻のようにみえる」と批判。米メディアは「複数の原子炉で炉心溶融が起きかねない」とこぞって危機感を示していたが、事態は“予告”通りになりかねない深刻な状況にある。